勿忘草【地縛少年花子くん】 (ページ24)

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二十五ページ24

普「ツバサ！」

アマネの声で目を覚ます

『アマネ…』

普「ツバサにも手伝って欲しいんだ！」

『ねえ、アマネ…』

『手伝って欲しいことって…これ？』

私は水の中を指差す

普「そー、じゃ…」

一瞬唇に柔らかい感触があった

『な…』

どんどん顔が熱くなる

『あっ…』

私は足を踏み外し

頭から真っ逆さま

あ…死ぬわねこれ…

あ、でも…もう死んでるんだった

────────────────────

『いった…』

「いやああああぁぁぁぁ」

あっ、ネネ

私は落ちてきたネネをなんとかキャッチする

『んしょっ』

寧々「きゃっ」

『よし、ナイスキャッチ』

寧々「ありがとうツバサ」

『ううん、それより…ここが最深部ね』

寧々「じゃあ早く依代を探さない…とっ！？」

ネネは足をつっかえて転んだ

『大丈夫？』

寧々「う～…なんでピピちゃん助けてくれないの！？」

ピピ【ピピが守るの怪異からの攻撃のみ】

『…これ』

私は㊙と書いてある本を指差し言った

ピピ【あからさま、怪しい】

寧々「あけてみよう」

きょうわ
せいとお
おどかした
たのしいかった

…

にっき？

先生の一言にやめましょう
と綺麗な字で書いてある

その次に

岬…ミサキ…

その次も

その次も

日記を読み進め

その次のページには…