勿忘草【地縛少年花子くん】 (ページ18)

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十九ページ18

さぁて、放課後になったしお墓参りっと

『…あれ?』

そこにいたのは、綺麗な金髪を一つにまとめて、ピピのお墓の前で手を合わせる女の子だった

『こんにちは』

「ひゃっ」

「え、あ、こんにちは」

『あなたは？』

明「中等部三年の明(アカリ)です!」

『私は高等部一年の秒好燕、なにしてたの？』

明「あ、ここの飼育小屋にお墓参りしたら良いことがおこるって聞いたので！」

あー、ネネが流してくれた噂か…

明「ただお墓参りしに来ただけなんですけどね…“この霊の小鳥ちゃんが気になっちゃって”えヘヘ」

『…え？アカリちゃん…ピピが見えるの？』

明「この小鳥ちゃんピピちゃんって言うんですか!」

『あ…うん』

明「あれ…烏堕先輩も見えるんですか！？」

明「どどどどうしよう！？霊が見えるのはもう少しでしぬ人と祓い屋しか居ないんですよ！？」

とわたわたし始める

『…ぷっ』ｸｽｽ

私はそれを見て思わず笑ってしまう

『アハハ、ツバメでいいよ敬語もやめていいよ』

明「え、でも」

『なんかさ、こうゆうの友達みたいじゃん』

明「…!、じゃあ私のこともアカリでいいよツバるん！」

『ツバ…るん…?』

『…うん、わかったよアカリ！』

明「あ!もうこんな時間！じゃあねツバるん！」

『うん』

あ…ハンカチ落とした

『アカリ、これ…』

もう居ないし…

しょうがない、明日届けるか