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捨て身 ページ30

「何度も言うけど、Aはすべてが未完成な存在なんだ」




「…………馬鹿にしてる?」




「いいや。伸びしろが沢山あるってこと。

でも時間は限られてる。休憩はもういいね?」






五条先生の言葉に立ち上がり、服についた砂埃を払わずに先生の元へ飛ぶ





「『呪眼』______開眼」




目隠しを外し、瞳に五条先生の姿を映す





「いいねっ、そのくらいが僕にとって丁度いい!」





呪眼を使ったことによって少し本気を出してきた先生





前から飛んでくる拳を避け、隙の開いている彼の右側の足元に潜り込む




瞬時に短刀を造り、後ろから切りかかる





「隙が出来ることには、二つの理由がある。

一つ目は、自分が相手を崩したとき。


もう一つは…………」







振りかぶった腕を五条先生に捕まれる





「っ!」




「相手から誘い込むときだ」






強く掴まれているせいで身動きが取れなくなる




目の前まで近づいてくるのは、五条先生の拳





僕は持っている短刀を






掴まれている腕に当てて斬ることにした(・・・・・・・)






「Aっ!!!」




名前を呼ばれてハッとする





「何してんだよ!!!」




気づいたときには、ジャージは赤く塗られていて





氷で造った短刀は腕に刺さっていた





「あのねぇ!?練習は本気でやるけど、本気で斬るものじゃないの!!」




滅多に見ない先生の焦った顔と自分の置かれた状況に、頭が混乱する





「今何しようとした?」



「………先生から逃れるために…腕斬ろうとした」




「何度も言うけど、捨て身は絶対するな!!」





深い傷口に手を当てて、何事もなかったかのように治していく





「ねぇ、話聞いてる?」



「別に………治せるし」



「治せるかどうかの問題じゃない。捨て身行動は絶対にするな。

一番最初に死ぬぞ」




「……そっか」




「そっか、じゃない!いいか?絶対にするな!!」



「…………」



「返事しないと駒辞めさせるぞ」



「………すいませんでした」

口→←呪力



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Liliana_Rin(プロフ) - 更新お疲れ様です!続きがみたいですけど、やっぱり作品をかくうえでモチベーションやネタとかで色々大変ですもんね。今まで面白い作品書いていただきありがとうございました!貴方に幸運が訪れますように願っています。 (2021年2月5日 19時) (レス) id: 7c94aa4f70 (このIDを非表示/違反報告)
如月 - これまで更新お疲れ様でした。できることなら続きを書かせていただきたいですが、そんな語彙力は私にはないので…ごめんなさい。ありがとうございました!とっても面白かったです! (2021年2月4日 22時) (レス) id: 3ac1cdcc4d (このIDを非表示/違反報告)
長門(プロフ) - 今まで楽しい作品を見せていただきありがとうございます。これからもとはいきませんが、頑張ってください。 (2021年2月4日 18時) (レス) id: 01cd347063 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきや(プロフ) - Liliana_Rinさん» ありがとうございます!早速書きますね〜 (2021年1月28日 16時) (レス) id: 27b6019498 (このIDを非表示/違反報告)
Liliana_Rin(プロフ) - 反応集みたいなやつです!分かりにくくてすみませんm(__)m (2021年1月28日 15時) (レス) id: 7c94aa4f70 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆきや | 作成日時:2021年1月17日 17時

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