呪力 ページ29
あれから数日後……
「はい、ここで武器を出して」
五条先生に左拳を入れている間に、空いている右手から氷の鎌を出す
「おっ…鎌ねぇ。それ初めて見た」
「それはよかった…よっ!!」
掴まれた左拳を引っ込め、鎌を振り下ろす
しかし、動きを読んだ先生は軽々と避けていく
「ほらほら〜、まだくたばっちゃいけないよ〜」
ここ1時間くらいはずっとこうやって攻撃を仕掛けているせいで、息が上がってきた
「くっそ…!」
「はいそこ、隙できてる」
「うがっ!?」
後ろに回った五条先生が、僕の首筋に手刀を落とす
よろけながらもすぐに体制を整えて、バク転をして距離を取る
「一旦きゅーけー!10分あげるからそのうちに体力全回復して。あと傷も完璧に治して」
力を抜いて床に倒れこみ、肩で息をする
この間も完全に休むことはできず、身体に呪力を流しながら傷を治していく
「必死だね〜。まだまだ改善の余地はあるから、あと8分したらそれを叩き込むよ。
それと、反転術式も使えるのに術式全体の精度は低い。それについてもまたやるからね」
僕の顔を覗き込みながらペラペラと喋る先生
「………ん〜、呪力切れは今のところなさそうだね。身体の耐久できる運動量とAの呪力のバランスが均等じゃないから、こうやって毎日やっていけばどうにかなるんじゃないかな」
「せ……先生、水………水ない?」
「実際の戦闘では満足に水なんて飲めないよ。我慢も練習してけば、長い間水なしでも耐えられるようになるよ」
普通の飲料水がないので、手から氷の塊を出して
僕はそれを口の中に入れた
「…………それ飲めんの?」
「氷だから、溶かして飲める。でも、これやったのは初めて」
「便利だねぇ、僕もそれ欲しい!」
「最強の先生にはいらないでしょ」
「確かに。いらないかも」
「……だろうと思った」
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Liliana_Rin(プロフ) - 更新お疲れ様です!続きがみたいですけど、やっぱり作品をかくうえでモチベーションやネタとかで色々大変ですもんね。今まで面白い作品書いていただきありがとうございました!貴方に幸運が訪れますように願っています。 (2021年2月5日 19時) (レス) id: 7c94aa4f70 (このIDを非表示/違反報告)
如月 - これまで更新お疲れ様でした。できることなら続きを書かせていただきたいですが、そんな語彙力は私にはないので…ごめんなさい。ありがとうございました!とっても面白かったです! (2021年2月4日 22時) (レス) id: 3ac1cdcc4d (このIDを非表示/違反報告)
長門(プロフ) - 今まで楽しい作品を見せていただきありがとうございます。これからもとはいきませんが、頑張ってください。 (2021年2月4日 18時) (レス) id: 01cd347063 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきや(プロフ) - Liliana_Rinさん» ありがとうございます!早速書きますね〜 (2021年1月28日 16時) (レス) id: 27b6019498 (このIDを非表示/違反報告)
Liliana_Rin(プロフ) - 反応集みたいなやつです!分かりにくくてすみませんm(__)m (2021年1月28日 15時) (レス) id: 7c94aa4f70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆきや | 作成日時:2021年1月17日 17時