検索窓
今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:30,452 hit

偽り ページ10

「そうか。じゃあ津美紀にも聞いてみるわ」





斜め後ろにいる恵を見る







普段なら気づいてくれる僕の視線にも気づけない程


ショックを受けている状態だ







「…………恵、しっかりしな」




「伏黒!まずは安否確認だろ!!」






「っ!………おう、悪ぃ。ちょっと伊地知さんに…電話してくる」






おぼつかない足取りで僕たちから離れていき、隅の方でスマホを取り出した様子を僕はただ見守った






「……………恵、取り乱してたな」





「当たり前だろ!大事な兄弟なんだし。お前だってそういうのあるだろ?」





「僕は血の繋がった兄弟もいなかったし、しかも僕を殺そうと両親への愛も何もないよ」






笑って答えると、真剣な顔をしていた悠仁が急に悲しそうな顔をして俯いた






「……確かに、僕はそういう点では恵のことを理解することが出来ていないのかもね。

気づかせてくれてありがと、悠仁」





「いや…その………ごめん」




「あんた、伏黒レベルに自分の話しなくない?」





「あんま話さない方がいいかなって。なんか雰囲気壊しちゃうじゃん。

どうでもいい僕の話をするより、皆と楽しく時間を過ごした方がずっと幸せだしね〜」






足音がして、先程恵がいた場所に視線を送る





通話を終了した彼がこちらへ向かってくる







「………どうだった?」





「特に問題はなかった。それより、任務の危険度が吊り上がった。

この件は他の術師に引き継がれる。オマエらはもう帰れ」






「オマエらって、伏黒は?」





「俺は武田さんに挨拶して帰る。ほら行け!!」






突っ立ったままの僕の背中を乱暴に押し、恵は僕たちを車に乗せた






そして車は恵を置いて、発進した

カクシゴト→←嘘



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (54 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
162人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , 男主
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Liliana_Rin(プロフ) - 更新お疲れ様です!続きがみたいですけど、やっぱり作品をかくうえでモチベーションやネタとかで色々大変ですもんね。今まで面白い作品書いていただきありがとうございました!貴方に幸運が訪れますように願っています。 (2021年2月5日 19時) (レス) id: 7c94aa4f70 (このIDを非表示/違反報告)
如月 - これまで更新お疲れ様でした。できることなら続きを書かせていただきたいですが、そんな語彙力は私にはないので…ごめんなさい。ありがとうございました!とっても面白かったです! (2021年2月4日 22時) (レス) id: 3ac1cdcc4d (このIDを非表示/違反報告)
長門(プロフ) - 今まで楽しい作品を見せていただきありがとうございます。これからもとはいきませんが、頑張ってください。 (2021年2月4日 18時) (レス) id: 01cd347063 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきや(プロフ) - Liliana_Rinさん» ありがとうございます!早速書きますね〜 (2021年1月28日 16時) (レス) id: 27b6019498 (このIDを非表示/違反報告)
Liliana_Rin(プロフ) - 反応集みたいなやつです!分かりにくくてすみませんm(__)m (2021年1月28日 15時) (レス) id: 7c94aa4f70 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆきや | 作成日時:2021年1月17日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。