呪いの子、拾いました【五条悟】 (ページ18)

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お世話ページ18

あの後、特に硝子おねえさんに怪しまれることはなかった

しかし、五条先生は戻ってこないままで

結果

「このガキが例の呪霊ってやつね」

知らない3人に囲まれています

「えっと………お兄さんとお姉さん、だれ？」

「真希、ちょっとそれ子どもに対して使う言葉じゃないって！」

「大丈夫だろ。口悪い奴は周りにいるんだし」

「しゃけ」

「………あの、お名前」

無視されてる？

あんま見えていないとか

「ぼ、僕、見えてますか！？」

「ん？あー悪いね。普通に見えているから大丈夫だよー」

大きな熊さんに頭を撫でられる

「そっちから、パンダ、真希、棘だ」

急に言われた

ちゃんと見えるし聞こえるんだね

「それで、呪霊なんだろ？」

真希さんが眼鏡を外して、僕を見た

「……………………ほんとに、呪霊か？」

「うん。僕、呪霊なのに、一般人は僕を見ることが出来るんだって」

なんで眼鏡外したんだろ

眼鏡がないと呪いが見えないのかな

……まあいいっか

「あー。だから悟がおやつあげろって言ってたのね」

だから？

ていうかおやつって？

「じゃあ、頼まれた特訓をやり終えたらおやつあげるわ」

「おやつ？」

「これ。喜久福ってやつ」

「あ！先生と昨日買ったやつ」

取ろうとしたが、終わるまでお預けな、と真希さんに袋を奪われた

「んじゃ、まずは私と一対一の勝負だ。
私は呪具を使うから、お前は殺す以外ならどんな手口を使ってもいいぞ」

そう言ってにやけた彼女

「……いいもん。早くそのおやつを返してもらうぞ」

「いきなりクールな顔すると思ったけど言ってること幼稚だな」

「うるさい！僕は子どもでもそこらの子どもとは違う！」

「はいはい。ほら、さっさと仕掛けたこいよ。私が勝ったら高専の敷地一周な」

「絶対勝ってやる！」