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きっかけ ページ14

「……A、か」





殺気を放っていたお兄ちゃんが我に帰る






「あれ?二人とも、お知り合いでしたか。
折角生徒の前なんだからカッコつけようと思ったのにねぇ」




状況をすぐに理解した先生はそう言い、僕の頭に手を置いた





「貴様、Aから手を離せ」





「え〜?それは困るなぁ。この子は呪霊とはいえ殆ど人間に近い存在だ。
呪霊の中で最強と言われる両面宿儺にAを預けたら、『完璧な呪霊』になってしまうじゃないか」



「……あの、お兄ちゃん!僕、この人に拾われたから。その…」




「拾われたからなんだ」





珍しく僕に怒っているお兄ちゃんを見て、喉がひゅっと鳴る





「拾われたから、その分……恩は返す。
そういう人だっての、お兄ちゃんはわかってるでしょ?」




「…………ちっ。おい小僧。10秒経ったぞ」






少し落ち着いたと思ったら、またさっきの男の子に戻った






「おぉ、完全に宿儺と入れ替われるんだねぇ!
…….というか宿儺が譲った、に近いけど」





「A、大丈夫か?」



「…うん。ありがと、恵」





立ち上がり、五条先生の袖を引く





「先生。ちょっと学校の中入っていい?」



「いいけど、あまり遠くに行かないでね。僕が見える範囲で」





駆け足で学校の中に入る




ここら辺はさっき呪霊が倒されたばかりだから、まだ呪力が残っている





恵の軽い治療に少し呪力を消費しちゃったから、ここで補充しよ





「……なんちゃら、けんきゅうぶ?」



何ここの部屋





すごい呪力が残ってる






ここが源、なのかもしれない






「ふっふ〜ん!見つけちゃったぁ!」





長い袖を少しまくり、両腕を前に出す






「さん、にー、いち!」




ぐっと力を込めると





視界を埋め尽くすほどの呪力は






全て僕の身体の中に吸い込まれた








「_______僕は、こうやって強くなるんだから」

隠し事→←兄



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南瓜 - 続編希望します! (2020年12月26日 14時) (レス) id: e44a7fa298 (このIDを非表示/違反報告)
ハセモ(プロフ) - 個人的にめっちゃ好きなので、続編希望です。 (2020年12月20日 0時) (レス) id: 1ce5883e79 (このIDを非表示/違反報告)
琉斗(プロフ) - 続編希望です! (2020年12月19日 22時) (レス) id: 18dfa94b2f (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - あの!!!人間になってからの物語がすごく気になるので続編希望です! (2020年12月19日 20時) (レス) id: 3af17c751a (このIDを非表示/違反報告)
時透翔陽(暗殺教室、ハイキュー、三代目LOVE)(プロフ) - 続編希望です よろしくです (2020年12月19日 20時) (レス) id: edf5b386be (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆきや | 作成日時:2020年11月22日 20時

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