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グル ページ31

「……なんのつもりだ」




「君を助けたくってね。なにせ同じ呪霊なんだしさ」




「助けるも何も僕の問題だ。あんたが態々首を突っ込む必要はない」




体勢を低くし、いつ攻撃されても対応できる様にする





「出来れば早くここから去ってほしいんだけど」



「いやだなぁ!俺は君を助けたいと思って来たんだから、俺が直ぐに帰るわけないじゃないか」



確かに、正論だ



でもなんで僕にしつこく接触しようとするのかがわからない






「戦闘体勢に入っても、俺は君と戦う気はないよ?」




そう言って僕に笑いかけた







瞬間、僕の前からそいつは姿を消した(・・・・・)





「なっ…!」



後ろか!?





そのまま地面を蹴り、先程までそいつがいた場所に移動する




「へぇ!随分動きはいいじゃないか」





今度は後ろから声がして振り返る



それと同時に足首を掴まれている感覚がした






「うわっ!」




ぐっと足首を掴む力が強くなり、僕の視界はぐるっと回った





「………へ?」

 

逆さまの状態の僕を持ち上げたと思ったら





そいつは僕のお腹に手を触れた






「ぐっ……あああああああああ!?!?!?」



触れられたお腹が熱くなり、強い痛みが襲う





痛い



痛い、痛い




痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い




苦しい

 苦しい



息が出来ない



頭が破裂する



痛い




お願い



お願い、もう









「……これ以上やると死にそうだから、ここまでにしとくよ」






力の抜けた僕を、剥き出しになった地面に下ろす





「…かはっ、……お前…何……し………」




 

「『何か役に立ちたい』そういう顔をしていたからね。

こうすれば、俺たちの役に立つことができるよ」








僕が意識を手放す最後に見たのは








口角を上げたそいつの姿だった

呪霊→←鞭



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南瓜 - 続編希望します! (2020年12月26日 14時) (レス) id: e44a7fa298 (このIDを非表示/違反報告)
ハセモ(プロフ) - 個人的にめっちゃ好きなので、続編希望です。 (2020年12月20日 0時) (レス) id: 1ce5883e79 (このIDを非表示/違反報告)
琉斗(プロフ) - 続編希望です! (2020年12月19日 22時) (レス) id: 18dfa94b2f (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - あの!!!人間になってからの物語がすごく気になるので続編希望です! (2020年12月19日 20時) (レス) id: 3af17c751a (このIDを非表示/違反報告)
時透翔陽(暗殺教室、ハイキュー、三代目LOVE)(プロフ) - 続編希望です よろしくです (2020年12月19日 20時) (レス) id: edf5b386be (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆきや | 作成日時:2020年11月22日 20時

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