3話 ページ4
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「え、え、えっと……」
目に見えて戸惑う店員のお姉さん。
いや〜 ベルモットさんも、中々の美人を紹介してくれたな!
これなら任務も楽しそう! やったぁぁ!!←
「Aお姉さん… あの、新パって何?」
「あぁ、新しいパートナーの略だよ〜」
「「新しいパートナー?!」」
「うん、仕事の新しいパートナーを探してたの」
「よく分かんないけどAお姉さん、多分梓さんじゃないと思うよ…??」
「え、そうなんですかー?!」
そう言って梓さん?に詰め寄れば、困ったように眉を下げていた。すみません、と呟いて。
「わーごめんなさい人違いでした!!」
「い、いえいえ…私の方こそなんかすみません」
「(この人絶対やばい人だ!)」
コナンくんが冷ややかな視線を送ってくるけど、気にしない気にしない!
人生いろいろ! 誰だって失敗はするのよ!
「ん〜となると、本当に誰だぁ…?」
「えっと、Aお姉さんはなんで、梓さんがその…新パ?だっけ?だと思ったの?」
「教えてくれた人がね、日時とかは指定しなかったの。だとしたらこのポアロにいつでもいる人! いつでもいる人といえば、店員さん! そういうこと!」
「まぁ、その考え方は間違ってないけど…」
「…あ、それなら安室さんでは? うち、私以外にもう一人店員がいるんですよ」
「あー多分その人です! 絶対そうです!」
「ほんと〜?」
こらこら、そんな目で見るでない!
だってもうその、安室さん?しかいないよ!
誰か分かんないけど、絶対そう!←
「梓さん、ただいま戻りました……っ?!」
「…あ、おかえりなさい安室さん! 買い出し頼んじゃってすみません」
「っいえいえ… それより、あの、彼女は?」
安室さん…が帰ってきて、私を見て目を見開いてた。
……うん、この人だわ(確信)
もしかして、私の方だけ顔知らなかった系?
え、なんか悲しいんだけど!
「鞍月Aです!! よろしくお願いします、安室さん!!」
「え、Aお姉さん本当に安室さんなの?」
「絶対そう! だって安室さん、貴方今私を見て驚きましたね?! ふふっ、この私は見逃せませんよ?」
「っと、Aさん…ですか? 僕達、どこかでお会いしましたっけ…」
「お会いはしてないですけど、私は貴方の新パです!」
「え、新パ?」
「(安室さん本当にこの変人と知り合いなのか…?)」
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作者名:紅月 | 作成日時:2020年3月1日 13時