1話 ページ2
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私の名前は、鞍月A
とある組織で働いてる、ピッチピチの22歳です。
確かに物騒な組織だけど、時給はなかなか良い。
……まぁヘマしたら死ぬけどね！ うん怖い！
米花町の古めのマンションに、一人暮らし。
毎日のように事件が起きる米花町だけど、なんだかんだで生き延びてるぞ！！
……ってまぁ、自己紹介は置いといて←
今ね、絶賛ね、迷子なんです。
え？ 米花町ですけど。米花町で迷子ですけど。
住んでるとかそういうの抜きで助けて。
普段は私の第二の母(?)である、ベルモットさんがいろんな所に連れてってくれるの。
だから土地勘ゼロ！！ やったね！！
「…ねぇお姉さん、さっきからキョロキョロしてどうしたの？」
「お、ボウヤ。私が今何してると思う？」
「え、迷子？」
「そうなの〜迷子なの〜」
「へ、へぇ…」
わ、思いっきり引いている。 ひどいなぁ〜…
確かに米花町に住んでるけど、詳しくないんだよ！
ベルモットさんが過保護なの！ 一人で任務に行かせてくれないの！
「お姉さん、どこに行きたいの？」
「っとねぇ、確かポアロだっけ。そんなところ」
「…ポアロ？ どうして？」
「え、どうしてだろう」←
確か…ベルモットさんが…そこに新しいパートナー？がいるって言って…
そんでもって… 顔合わせ？下見？みたいな？
「なんかそこに人がいるらしいの」
「そりゃあ人はいるけど」
「待ち合わせ？的なやつ」
「…とりあえず、ついてきて」
「え、ボウヤわかるの？！」
「僕、その上に住んでるんだよ！」
「わ、天才、神、運命！ ディスティニーじゃん！」
「はは……」
まぁハイテンションなのは無視してくれ！
だって運命じゃない？ 奇跡じゃない？ え？←
「えっと…僕の名前は江戸川コナン！よろしくね」
「oh…変な名前だね」
「お姉さんめっちゃ失礼だよそれ」
「ごめんごめん。私は鞍月A！ よろしく！ そして、お礼に奢ってあげる！！」
「やったー！ Aお姉さんありがとう！」
さっきとは打って変わって、何この満面の笑み。
まぁいいや、財布…の中身は覚えてないけど。
ノリで奢るとか言ったけど。 金あるか分かんないけど。
これが私と江戸川少年の出会いである。
この少年との出会いが、のちに私の人生を大きく狂わせることになる。
とりあえずポアロに行けるし、めでたしめでたし←
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作者名：紅月 | 作成日時：2020年3月1日 13時
