真実のアメジスト ページ42
猫みたい…
「俺の好きな物知ってるなら彼も知ってるでしょ?」
高木は聞く
紫髪の男は頷く
『あぁ。アイツがどんな奴でどんな経緯でサファイアの力を受け取ったのか』
「サファイアの…力?」
聞きなれない言葉に聞き返す
『サファイアの宝石言葉は〈意志〉。アイツは意志を強く伝えられるようになったんだ』
そっか…と高木は呟く
『俺的にはお前らいいコンビだと思うぜ?』
「いいコンビ?」
『あぁ。意志を伝えなかった
言われたらそうかもしれない
「でも…俺、何も出来ないよ…」
『何言ってんだよ。俺の力があるじゃねえか』
そう言って紫髪の男は高木にスマホと宝石を渡す
そして、それらの使い方を教える
「…俺なんかに出来るの?」
『出来るの?じゃねぇ。やるんだよ。真実見せたいんだろ?』
紫髪の男は高木の胸を優しく叩く
「だったら…キミの隠してる真実…教えて」
高木が言うと紫髪の男の表情は一瞬だけ強ばる
『俺の隠してる…真実?』
「うん」
高木はなぜだか見透かしていた
目の前にいる男が何かを隠していることを
紫髪の男は悩む仕草をして
『全ては言えない。けれども、1つだけ言えることがある』
と言った
それと同時に高木の周りがまた闇に染まる
「なっ!?」
高木は徐々に闇に飲まれる
『言えることは…俺たちは彼らを助けたーーーー』
大事なところが…聞こえなかった
…
「高木…」
伊野尾が必死に反応を示すようにするが全然反応がない
「っあ!!」
山田の方もやられてきている
「残念だね。使えない宝石たちもあの方の1部となっちゃえ!!」
ヘマタイトは山田と伊野尾の身動きが取れないようにする
絶体絶命のピンチ…
伊野尾は目を瞑った
「…なんだよ?」
一向に攻撃が来ないことを不思議に思い目を開けると
「…高木」
先程まで眠っていた高木が2人の前で両手を広げて庇っていた
「…ありがとう」
「なんで…立っていられるの?意識を保っていられるの?」
ヘマタイトは混乱に陥る
「俺はもう真実を隠さない。皆に見せていく!!」
紫色に染まった宝石を埋め込むと画面が紫色光を放った
その光は高木を包み込む
「チェインジ、ジュエリー・スプリンドーレ!!」
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慧jump(プロフ) - NMダイキング担さん» コメントありがとうございます。物語の世界観に入り込んで頂けて嬉しいです♪ (2019年7月7日 15時) (レス) id: 51b819fa88 (このIDを非表示/違反報告)
NMダイキング担 - 更新ありがとうございます。非常に悲しい出来事がありましたが小説を読んでいると物語の世界に入り込めて気持ちが落ち着きます。ありがとうございます。 (2019年7月7日 14時) (レス) id: 238f9174c4 (このIDを非表示/違反報告)
祐莉 - ありがとうございます! (2019年7月5日 0時) (レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
慧jump(プロフ) - 祐莉さん» コメントありがとうございます。宝石たちが何故jumpメンバーを選んだのか?敵サイドは何人なのか?それらの疑問はちょっとずつですが解決していきます♪ (2019年7月4日 17時) (レス) id: 51b819fa88 (このIDを非表示/違反報告)
慧jump(プロフ) - NMダイキング担さん» コメントありがとうございます。こうやって更新して喜んでいただけるとさらに更新頑張りたくなります!! (2019年7月4日 17時) (レス) id: 51b819fa88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:慧jump | 作者ホームページ:http://wakabassl
作成日時:2019年6月19日 7時