意志のサファイア ページ31
「…へっ？」
母親は困惑する
「この家にいても俺は夢を叶えられないからね」
「ゆ、夢って…」
「この際だからはっきり言うけど俺の夢は母さんが押し付けてくる医者じゃない。建築家だ」
母親はワナワナしている
それでも構わず伊野尾は話を続ける
「で、でも…この家を出ていったらどうするの？」
「山田んちに泊まらせてもらえることになったよ。母さん、これが俺の意志だ」
母親の目をしっかりと伊野尾は見る
母親は何も言い返せなかった
「…じゃあね。今度会う時は夢が叶った時ね」
伊野尾は母親の横を通り抜ける
「慧ちゃん…頑張ってね」
伊野尾はその言葉に何も言わなかった
扉が静かに閉まりかける
それを止めて部屋に向かって叫んだ
「やっぱり!!…寂しくなったらでいい？」
母親は無言で頷く
その小さな姿に伊野尾は静かに涙を流した
「伊野尾先輩」
玄関には山田、知念、中島、岡本、有岡が立っていた
「いいんですか？」
「…あぁ」
そのまま6人は山田の家に向かって歩いて行った
「伊野尾先輩。荷物持ちますよ」
「いいよ。それよりいのちゃんって呼んで」
「涼介、 何か作って」
「また突然に…」
「いいな。山田の手料理また食べたいな」
「そんなに美味しいの？」
「やまの料理は店出せますからね!!」
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慧jump(プロフ) - NMダイキング担さん» コメントありがとうございます。物語の世界観に入り込んで頂けて嬉しいです♪ (2019年7月7日 15時) (
レス) id: 51b819fa88 (このIDを非表示/違反報告)
NMダイキング担 - 更新ありがとうございます。非常に悲しい出来事がありましたが小説を読んでいると物語の世界に入り込めて気持ちが落ち着きます。ありがとうございます。 (2019年7月7日 14時) (レス) id: 238f9174c4 (このIDを非表示/違反報告)
祐莉 - ありがとうございます！ (2019年7月5日 0時) (レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
慧jump(プロフ) - 祐莉さん» コメントありがとうございます。宝石たちが何故jumpメンバーを選んだのか？敵サイドは何人なのか？それらの疑問はちょっとずつですが解決していきます♪ (2019年7月4日 17時) (レス) id: 51b819fa88 (このIDを非表示/違反報告)
慧jump(プロフ) - NMダイキング担さん» コメントありがとうございます。こうやって更新して喜んでいただけるとさらに更新頑張りたくなります!! (2019年7月4日 17時) (レス) id: 51b819fa88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：慧jump
| 作者ホームページ：http://wakabassl
作成日時：2019年6月19日 7時
