ナイトジュエリー 2nd

意志のサファイア ページ26

「幸福の宝石 ジュエリーオパール」



「…一人ぼっち」



「さっきも言ったけど断じて違う!!」



有岡は大声で言う



「可哀想だけどやっつけるしかないんや。出でよ、ムシャ」



すると出てきた怪人は



「ロボ…？」



ロボットであった



「僕は眠りの王子見てなきゃ。襲われたら可哀想でしょ？」



ジェットは伊野尾の元に行く



「ちょっ!?」



それを有岡は止めようとするが



「それはアカン」



止めたのはオブシディアンであった



「えー。なんでー？」



「容易に近づいたらアカンジャスパーさん言ってたし、もし近づくんやったら『心の結晶』取ってからにして」



ジェットはふてくされながらも



「分かったよ。ニャーオ」



と鳴いた



すると…伊野尾の胸から青色に光る『心の結晶』が現れたのだ



「あれが…『心の結晶』…いのちゃん!!」



有岡は必死に叫ぶが伊野尾からの反応は見られない



「…ジェット、早よそれ持ちかいり」



「え？なんで？」



「知らんと思うけど俺も１回似たようなのを取った…」



有岡はロボットと戦いながら伊野尾に呼びかける



「いのちゃん!!起きて…いのちゃん!!」



…




「…ん」



『何寝てるの？』



どこからか女性の声がする



伊野尾はそぉっと目を開く



目の前には青髪でターコイズブルーの目をした女がいた



「…色っペー」



『女性に対して失礼ね』

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