ナイトジュエリー 2nd

幸福のオパール ページ12

「戻りたくないのかって…何があるの？キミたちに？」



知念はジェットとシリマナイトに聞く



「平和なキミたちには関係ない!!」



シリマナイトは声を荒らげて答える



「…なんでだっけ？」



対してジェットは忘れているみたいだ



「はぁ!?なんで忘れとんや!!」



「だって僕は忘却の宝石でしょ？自分に対して不都合なことはなぜだか忘れるんだ」



ジェットは答える



その光景を4人は見ていることしか出来なかった



「シリマナイトやオブシディアンだってそうでしょ？」



その言葉にシリマナイトはハッとする



「シリマナイトは自(・)分(・)へ(・)の(・)警告でオブシディアンは全(・)て(・)が完璧なんでしょ？僕と同じじゃん」



「おまっ!!」



シリマナイトはジェットを止める



「自分に対しての警告…？全てが完璧…？意味わからないよ」



4人は頭を抱える



「ーーーっ!!ええ加減にしぃ!!」



シリマナイトはジェットに向かって…



「あぁ!!」



例の黒い球を投げた



その珠はジェットの体を通り抜ける



…が



「『心の結晶』が…出ない!?」



山田は驚く



自分も体験しているからである



「…あーあ。ジャスパーおばちゃんに怒られちゃう」



ジェットはため息をつく



「まぁ、忘れちゃうからいっか。おいで、ムシャ」



するとどこからともなくネズミの怪人が現れた



「そこの人達、よろしく」



ジェットはどこかへ去ってしまう



「ちょっ、待て!!」



その後をシリマナイトが追う



4人も追おうとするがネズミ怪人が邪魔をしてきた



そして岡本の一言てやめた



「先に…大ちゃん助けなきゃ…」



「チェインジ、ジュエリー・スプリンドーレ!!」

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