俺達の宿命2 (ページ26)

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高「生きてるぜ」

「雄也...」

高「外道は人間に取り憑くけど俺達にはそれを完全に祓う力がある。
山田が祓った男子生徒もちゃんと生きてるぜ」

よかった...

高「でも後遺症は残る。そいつがいつ回復できるかわからない。肉体よりも精神の再生が大変だからな」

精神の再生...

知「外道は心の闇を喰らうからね」

心の闇...

高「そいつの外道を祓えたのはよかったけどそれで問題が解決した訳じゃない。
1人の人生が狂えばそれにつられて狂う人生もある」

狂う人生か。だったら久坂くんは...

「...つまり1度外道が現れた場所には」

高「さらに外道が発生しやすくなる」

そんな!?

高「気をつけて,圭人。そろそろアイツの心も喰い尽くされてしまうからな」

.....

「う～ん」

流「どないしたん？」

神「まだ具合い悪いんちゃう？」

「なんでもない。悩みごとだよー」

俺は机に突っ伏した

流「悩みごとって...」

神「まさか...」

流,神「恋か‼」「勉強か‼」

流,神「はぁ？」

流「なんで勉強なん！この歳やったら絶対に恋やろ！」

神「ちゃうって！今だからこそわからない問題とかが山積みになるんやから恋はないやろ！」

「両方とも違う…」

この２人はほっておいてどうやって解決しよう？

1.励ます→友達でもないのに

2.話を聞く→どうやって

3.事情を説明する→信じられるか

なかなか決まらない

そして

流「恋‼」

神「勉強‼」

まだ終わらない争い

「だーかーらー。両方とも違うって」

流「圭人が違うって言ってるで！...ん？」

神「それはそっちに言ってるんや！...ほ？」

流,神「違う!?」

「うるさいよ。うん。個人的な悩み」

流「なんや…。圭人にもモテ期来た！って思っとったのに…」

神「大声出して疲れたわ…」

２人の争いが終わったけど

それよりも気になったのが

「ねぇ？やまちゃん来てないの？」