俺達の宿命2 (ページ21)

今日:10 hit、昨日:0 hit、合計:43,199 hit

＊ページ21

裕翔side

「...圭人」

正直あ(.)い(.)つ(.)に会えれば良かっただけ

なのに

『―――誰が軽々しく触れて良いと言った？』

「!?」

なんで...

『卑しい男』

「なんで...数珠もなしに...!?」

本来俺たちの覚醒には数珠が必要

『許しを請うか？』

けれども圭人は数珠なしで覚醒している

「待って...圭人の覚醒何か変―――...ッ！？」

爪をたてられて首を引っ掻かれた

『どうした？早う(はよう)跪け』

正直痛い
だけど,そんな気持ちより

「やっぱ。信じられない...」

信じられない気持ちが強かった

「お前...本当に圭人なの？」

『...愚問』

そう言うと圭人は...

上半身を俺に見せてきた

昔には無かった筋肉

『...』

「.....」

無言の時間が続く

そう思っていたら

ﾄﾞﾝ!

「―――...ｯ!」

思いっきり後ろに押された

あり得ない力ですぐに起き上がれなかった

ﾄﾞﾀﾄﾞﾀﾄﾞﾀ

ﾊﾞﾝ!

山「圭人!?」

あっ

最悪なタイミング

『...どうした？涼介。１人じゃ心細くて眠れんのか？』

圭人は雄也以外は絶対に呼び捨てにしない

だったらこ(.)い(.)つ(.)は圭人じゃないのか？

『いつまで経っても甘えん坊だのう。
良い子で待っていれば後で子守唄でも歌ってやる..』

ﾌｯ.

そこまで言うと

圭「―――...ッ！？な,何これ！」

「圭人？」

圭「は,ははは,はいー！」

もとに戻っていた...