願いの叶うスイーツ店2

嫉妬の契約 クロッククラック ページ25

松島 聡side

マリウス「僕達も…契約できる？」

マリウスの口から言われた言葉に自分の耳を疑った

菊池「マリウス!?お前何を…」

マリウス「小羅南ちゃんとサクラちゃんの関係を元に戻したい」

マリウスの言葉に重みを感じた

有岡「…残念だけどその契約は叶えられない」

けれども悪魔の言葉によって希望は消えた

佐藤「何で…」

薮「過去を変えてはならないんだ…」

過去を変えると僕達が消える

そう言われた時は足元から崩れ落ちる感覚に陥った

健人「…」

全員が黙る

伊野尾「帰ってもいい？俺達,この後も色々あるんだけど？」

そして悪魔は帰ろうとする…

健人「俺たちにさ…」

それを健人くんが止めた

健人「それを監視する力をくれないかな？」

菊池「中島…」

健人「俺さ…見えたんだよね…サクラの未来」

嘘…

健人「サクラは過去に飛ばされて過去を変えてしまう。そして…消える」

薮「…どうしてそれを？」

健人「俺達には予知能力がある。過去は変えられないんだろ…？だったら…守らせてくれよ！」

健人くんの叫びは僕達にも届いた

八乙女「…薮」

薮「…分かった」

高木「へっ！いいの？」

薮「契約内容は『過去を守るための力』。それとしてお前達は今日から『時空の番人』だ。代償は『全てが終わったあとの命』これでどうだ？」

全てが終わったあとの命…

正直怖くなかった

健人「…皆…」

佐藤「…いいよ」

菊池「サクラが守れるならそれでいいぜ」

「僕も…」

マリウス「もうこんな思いしたくない」

全員の意思は硬かった

薮「それでは…『契約…完了』」

その言葉を聞くと僕達の意識はなくなった



？「あーあー。可哀想に。契約外のことやったからって人間辞めさせられるなんて。なぁ勇太くん」

神宮寺「けれどもいいじゃん。また増えたんだからさ。それじゃ,岸くん」

岸「この糸を付けて…」

小羅南「アッ」

？「おはよう。お人形さん」

小羅南「あなた達は…」

？「僕？僕の名前は平野紫耀って言うんだ。きみは僕達と契約したんだ」

小羅南「契…約…？」

？「紫耀。勝手に進めるな」

平野「そんなに怒らないでよ。廉くん」

永瀬「うるさい。僕達とした契約は…」

？「君を陥れた奴らへの復讐ね」

永瀬「言うなや。海人」

高橋「きみは憎いでしょ？契約してのに勝手に破棄されるなんて」

小羅南「憎い…」

高橋「凄い…勝手に憎悪が膨らんでるよ玄樹」

岩橋「うん。凄いねー」

平野「じゃあ,僕達と」

契約して?

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