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情熱のルビー ページ10

情熱の宝石 ルビー



確かに赤髪の男はそう言った



「ルビー…?」



『お前さ、誰かに情熱を感じられないって言われなかった?』



その言葉にドキッとする



まさしく顧問の黒斑に言われたのだ



『お前はサッカーが上手くて当たり前って思ってないか?』



「そりゃあ…上手くなきゃ試合に出れない」



『そう。



だから情熱を感じることが出来なかったんだ』



赤髪の男は山田にデコピンをする



『でも、人間助けようとしてただろ?』



人間…



有岡のことである



「…うん」



『それには情熱が感じられたぜ。



誰かを助けなきゃいけないっていう情熱が』



山田は心に手を置く



有岡を助けたいという気持ち



その熱さをサッカーで感じたことがなかった



「これが…情熱…」



『あぁ。



情熱』



自然に口角が上がる



「でも、俺眠ってるんでしょ?



シリマナイトに『心の結晶』抜かれて」



山田は赤髪の男に言う



先程までシリマナイトに『心の結晶』を抜かれた状態でいたのだ




それなのに動けていることに驚いている



『俺がお前の『心の結晶』の変わりとなるんだ。



…いや、俺がお前の『心の結晶』であるって言った方が合ってるか』



「…は?」



山田はクエッションマークを浮かべる



『俺はお前の『心の結晶』ならぬ『心の宝石』だ。



『心の宝石』を持っているやつは数少ない。



ソイツらは『心の結晶』を取られても普通にいられるんだ』



赤髪の男からの説明に山田はうなずく



『さて、これからが本題なんだけど…』



「本題?」



俺の力使わねぇか?

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慧jump(プロフ) - NMダイキング担さん» 楽しみが増えたなんて…嬉しいかぎりです (2019年6月17日 19時) (レス) id: 334eef6975 (このIDを非表示/違反報告)
NMダイキング担 - この作品を知ってから楽しみが増えました!ありがとうございます!!更新楽しみです!!! (2019年6月17日 12時) (レス) id: 238f9174c4 (このIDを非表示/違反報告)
慧jump(プロフ) - NMダイキング担さん» コメントありがとうございます。面白いと仰ってくださり幸いです。こちらの作品は毎日更新する予定なので首を長くして待ってくだされば幸いです。 (2019年6月16日 17時) (レス) id: 334eef6975 (このIDを非表示/違反報告)
NMダイキング担 - 面白いです!続きが楽しみです!! (2019年6月16日 15時) (レス) id: 238f9174c4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:慧jump | 作者ホームページ:http://wakabassl  
作成日時:2019年5月28日 23時

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