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癒しのアクアマリン ページ32

そのまま作業を続ける中島



気がつくと下校時間となっていた



中島は帰る支度をする



写真を乾かし、暗室を出た



下駄箱に向かいながら携帯を見る



メッセージが何件か入っていた



「やま…知念…シゲ…!?



これは…」



メッセージの主を確認しているとまさかの人に驚いた



「圭人…」



こちらも岡本からである



あんなにも関わるなと言っていた岡本から連絡が来る自体びっくりすることであったのだ



急いで内容を確認する



『岡本です。



明日、写真部見学行ってもいいですか?』



中島は急いで返信した



『もちろんだよ!!』



すぐに既読がつく



中島は笑顔となった



そして靴を履き替えると



「遅い」



という声が聞こえた



前を見ると



「やま…知念…」



山田と知念が立っていた



「一緒に帰ろって知念が連絡入れたけど何も無いから待っちゃった」



そのまま世間話をしながら帰る



「写真部はどう?



大会近いけど」



「いい写真が撮れたんだけどね。



家に帰ってまた、いつもの場所行くよ」



中島が言うと知念が続けた



「タフだね」



「大会が近いからさらに頑張んなきゃ」



中島はカメラの入ったバッグをポンポンと触る



カメラは祖父からの遺品だ



大切にしている分、重いものである



山田と知念は途中で別れた



真っ直ぐに家に帰り着替える



そして親に帰らないことを伝えといつもの場所へと向かった



自転車を漕いでどのくらいが経ったのであろう



いつもの場所…虹山についた



邪魔にならない場所に自転車を置き、山道を進む



頂上につくと…



「絶好のチャンスじゃん…」



ちょうど日が傾いていて木と木の間から見える太陽が美しかった



中島は何度もシャッターを押す



我を忘れるほどに…



「…全然良くない…」



必死に撮ったのに納得のいく写真が撮れなかった



中島は色々なところを歩き、絶好のポジションを探す



ある所ではきれいな花を



ある所では動物の生き様を



ある所では自然の強さを



何枚も撮るがいいものがなかった

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慧jump(プロフ) - NMダイキング担さん» 楽しみが増えたなんて…嬉しいかぎりです (2019年6月17日 19時) (レス) id: 334eef6975 (このIDを非表示/違反報告)
NMダイキング担 - この作品を知ってから楽しみが増えました!ありがとうございます!!更新楽しみです!!! (2019年6月17日 12時) (レス) id: 238f9174c4 (このIDを非表示/違反報告)
慧jump(プロフ) - NMダイキング担さん» コメントありがとうございます。面白いと仰ってくださり幸いです。こちらの作品は毎日更新する予定なので首を長くして待ってくだされば幸いです。 (2019年6月16日 17時) (レス) id: 334eef6975 (このIDを非表示/違反報告)
NMダイキング担 - 面白いです!続きが楽しみです!! (2019年6月16日 15時) (レス) id: 238f9174c4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:慧jump | 作者ホームページ:http://wakabassl  
作成日時:2019年5月28日 23時

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