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愛のクンツァイト ページ24

知念の頭はパンク寸前だった



それもそうだろう



突如ピエロ…シリマナイトが現れ



自分のことを嫌っていたのではないかと思う岡本が知念を庇う代わりに『心の結晶』が取られ



山田が急に現れて変身したかと思えば



『心の結晶』が雪女に変わったのだ



「情報処理…追いつかないし…」



そんな所にシリマナイトがやってきた



「ねぇ、人間…」



知念は後ろを向く



シリマナイトは例の黒い球は持っていなかった



「なんでオラが『心の結晶』を奪うと思う?」



突然そんなことを聞いてくるシリマナイトに少し恐怖を感じる



「知らないよ…そんなの…」



「あの方を復活させるためだよ」



あの方?



知念は聞こうとする



シリマナイトは知念の肩を自分の方に引き寄せた



「あの方の1部となれるんだよ?いいと思わない?」



その囁きは甘いものであった



「あっ…」



知念の意識が黒く染まっていく



「ひとつの国を壊滅させたあの方。



いつかはここ(人間界)だって手に入れられる」



シリマナイトは知念に洗脳していたのだ



そうして山田と戦わせ、『心の結晶』も手に入れる



そこまで考えていたのだ



知念は考えるのをやめた



シリマナイトの言う通りにすれば誰にも嫌われないのではないか



「当たり前じゃん。



逆に愛されるよ、英雄って」



愛されるのであれば、そちらがいい…



「知念!!」



それを止めたのは



「俺がもしシリマナイトの言っている奴の1部になってら…」



雪女と戦っている山田であった



「俺は知念のことを嫌う!!」



「え…!?



きら、う」



知念にとっては苦しいことであった



「何言ってるの?



そんなの口からでまかせだよ」



シリマナイトは知念に言い続ける



だが、手遅れであった



「僕は…ならない」



「…はぁ?」



「僕は…!!



知念侑李だ!!



他の誰でもない!!」



その時であった



知念の胸元が桃色に光る



そのまま光に知念は呑まれて言った…

愛のクンツァイト→←愛のクンツァイト



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慧jump(プロフ) - NMダイキング担さん» 楽しみが増えたなんて…嬉しいかぎりです (2019年6月17日 19時) (レス) id: 334eef6975 (このIDを非表示/違反報告)
NMダイキング担 - この作品を知ってから楽しみが増えました!ありがとうございます!!更新楽しみです!!! (2019年6月17日 12時) (レス) id: 238f9174c4 (このIDを非表示/違反報告)
慧jump(プロフ) - NMダイキング担さん» コメントありがとうございます。面白いと仰ってくださり幸いです。こちらの作品は毎日更新する予定なので首を長くして待ってくだされば幸いです。 (2019年6月16日 17時) (レス) id: 334eef6975 (このIDを非表示/違反報告)
NMダイキング担 - 面白いです!続きが楽しみです!! (2019年6月16日 15時) (レス) id: 238f9174c4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:慧jump | 作者ホームページ:http://wakabassl  
作成日時:2019年5月28日 23時

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