愛のクンツァイト ページ23
誰かが知念の前に立ち変わった
その庇った人物は
「圭人…」
学校にいたはずの岡本だった
そのまま岡本は倒れる
知念は岡本を支えるが、自分より身長が高く、バランスを崩しそうになった
知念は岡本の体を揺さぶる
ただ、岡本は
「痛いよ…知念」
そのまま目を閉じた
ただ、知念の手から伝わってくる、岡本の鼓動のリズムは一定だった
「真っ黒だ!!」
シリマナイトは、岡本の心の結晶を見る
岡本の心の結晶は何も移さない、真っ黒だった
「これでオバサンも喜ぶ!!」
知念は自分を責めた
圭人は自分を嫌って言ったのではないのか
なぜ助けてくれる、僕は愛されていないんだ
「それじゃ、オラの用事は済んだから」
「待って、それを返して!!」
知念はシリマナイトにしがみつく
「離せ!!」
シリマナイトは、知念をさらに押し飛ばした
「目覚めることの無い友だちを見ていることだな!!」
知念はただ見ていることしかできなかった
「それを」
その時聞き覚えのある声が聞こえた
「返せ!!」
シリマナイトは飛ばされる
現れたのは
「…涼介」
「お待たせ、知念」
山田であった
「…俺、知念に黙ってたことがある」
山田は、ジュエリーフォンを取り出す
「これから起きることが全部現実知念受け止めて」
山田が真紅に染まった宝石を埋め込むと、画面が赤い光に包まれた
その光は山田を包み込む
「チェインジ、ジュエリー・スプリンドーレ!!」
山田が叫んだあと、制服が赤燕尾服に変わっていく
上着を羽織り、ネクタイを締める
そして、携帯ジュエリーフォンを胸ポケットにしまう
髪色は黒から金髪に変わり、赤いメッシュが入った
光が収まると同時に山田の変身も終えていた
「情熱の宝石 ジュエリールビー」
知念は驚きで声が何も出なかった
「ごめん知念。
これを隠してたんだ」
「また現れたな、ルビー。
今度同じような失敗はいかない」
シリマナイトはどこか嬉しそうだった
「出てよ、ムシャ!!」
心の結晶がさらに黒く染まり、現れたのは
雪女だった
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慧jump(プロフ) - NMダイキング担さん» 楽しみが増えたなんて…嬉しいかぎりです (2019年6月17日 19時) (
レス) id: 334eef6975 (このIDを非表示/違反報告)
NMダイキング担 - この作品を知ってから楽しみが増えました！ありがとうございます！！更新楽しみです！！！ (2019年6月17日 12時) (レス) id: 238f9174c4 (このIDを非表示/違反報告)
慧jump(プロフ) - NMダイキング担さん» コメントありがとうございます。面白いと仰ってくださり幸いです。こちらの作品は毎日更新する予定なので首を長くして待ってくだされば幸いです。 (2019年6月16日 17時) (レス) id: 334eef6975 (このIDを非表示/違反報告)
NMダイキング担 - 面白いです！続きが楽しみです！！ (2019年6月16日 15時) (レス) id: 238f9174c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：慧jump
| 作者ホームページ：http://wakabassl
作成日時：2019年5月28日 23時
