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山田side

圭「フフッ.わかった。俺はちょっと水飲んでから寝るから先寝てて」

トントントントン.

圭人がいなくなったこの部屋には俺と知念しかいなかった

「…」

知「…」

無言の時間が続く

知「ねぇ」

そんな時間を破ったのは知念だった

「…何?」

知「前さ,会っていきなりお前ら,何者?って聞いてきたじゃん」

そういえばそうだ

何か雰囲気が普通の人間と違ったのが不思議に思えたから聞いていたんだ

知「…あの時は冷たくしてごめん」

「こっちも。…いきなり聞いてごめん」

知「それでさ。その事なんだけど」

知念は俺の問い

何者?

について答えたかったみたいだ

知「僕たちは人間では無い」

「そっか…」

知「驚かないんだね」

当たり前だ。どことなく違ったもん

知「それでね。僕たちは…」

ザワザワ

今の音は外道がいる音…

「!?まさか…」

ガラガラ

俺は窓を開けた

けれども何もいなかった

「あれ?」

見間違いかな?

そう思って窓を閉めようとすると

知「涼介‼」

「えっ?…―――!?」

けれどもそれは見間違いだった。本当はそこに

ザワザワ

封印されているはずの外道『虚宿』がいたからだ。

「な,なんで…まだ封印されているはずじゃ…」

虚「ーーーーーーーーーーーーーーーー」

フッ.

消えた…?

知「我慢の限界かな?」

「我慢の限界?」

知「だって彼は800年封印されているんだよ。それは魂の欠片でも出てくるわ」

魂の欠片?あんなに威圧感があったのに

「…」

知「…話,戻していい?」

正直,俺達が封印出来るかわからなくて放心状態にも等しかった

知「まぁ,いいや。それで僕たちは圭人の前世に関係するんだ」

「圭人の…前世…?」

知「そ。彼の前世は…一言で言うなら地獄だね」

「地獄…」

その先を聞こうとする

ガラガラ

圭「あれ?まだ寝てなかったの?」

そしたら圭人が帰ってきた

知「うん。3人で寝ようって涼介が言ってたから。ねっ。涼介」

「う,うん」

突然降られた話に俺はついていくのに精一杯だった

グイッ.

知「この話の続きはまた今度ね。(コソッ.
明日も学校だから早く寝よー」

圭「わかった。おやすみ」

そう言って圭人は部屋の電気を消した

「…」

圭人の前世は地獄…

だからなに?

圭人は圭人じゃん

圭人が困っていたら俺が助けるんだよ

「それにしてもあの虚宿で魂の欠片か…」

六道の一 畜生道 fin...

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慧jump(プロフ) - ゴリ子さん» コメントありがとうございます。マイペースですがよろしくお願いいたします。 (2018年7月28日 21時) (レス) id: 77b2c6db08 (このIDを非表示/違反報告)
ゴリ子 - 初めまして。とてもおもしろいです。これからも作者さんのペースで頑張ってください! (2018年7月28日 14時) (レス) id: 5272ee6cf9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:慧jump | 作成日時:2018年7月23日 16時

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