俺達の宿命

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裕「何を勝手に決めてるの…？逆に感謝させるべきでしょ！俺しかあの外道を還せる奴はいないんだから」

中島父「確かに゛今゛はな。
　 だが１人では゛還す゛べきではなかった。６人揃って初めて正しい道へ導けるのだ」

「お,和尚さん。６人というのはその…」

中島父「お前達３人と雄也,宏太,慧の事だ」

「どうして皆でげ,外道と戦うんですか？」

中島父「平成跳村(この村)は先祖代々この掟を守ってきた」

和尚さん曰く,今から800年前(鎌倉時代？)強い外道『天狗』が現れ周辺を荒らしてしまった

修行していた僧侶達は力を合わせて天狗を封じた

けれども封印の効力は100年。以来平成跳村には゛宿命の子゛が生まれるようになったとの事

「つまり…選ばれし勇者みたいな事ですか？」

中島父「まぁ,そう言う感じだな」

「…!?俺が選ばれし勇者!?どうして？」

中島父「こればかりは血筋の問題だからな。
　 天狗を封じた僧侶はお前達の先祖だからな」

いやいや。知りませんよ！

中島父「…時が来れば自ずとわかる。己の力と何をするべきなのか」

中島父「裕翔が覚醒した今。残るはお前１人となった。…案ずるな。覚醒する頃には６人全員が集まり,皆が助けになるはずだ」

中島父「先祖代々強い絆で結ばれてきた者達。互いによく思いやるのだぞ」

裕「んー。そんなこと言われても知らないし」

山「圭人だけ覚醒すれば良かった」

裕「やま。何か言った？」

山「…」

これは現実

おとぎ話は続いているんだ

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