GENE HOUSE ～episode1～ (ページ4)

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『っわ、！！！』

_______ドンッ

え…？

待って…

今私、＂壁ドン＂されてる？

あの片寄涼太の手が私の顔の真横にあって、
私の思考は停止のまんま。

『涼太～何してんねん』

いきなり、後ろの方から声がして、
私もようやく我にかえる。

『っえ？もしかして俺、邪魔した？』

そうやって片寄さんの後ろからひょこっと
顔を出したのは、同じくボーカルの数原さん。

その状況も飲み込めず、私の思考は再びストップする。

涼「違うよ。この子、家政婦のAちゃん！」

龍「あ～そういや来るって言うてたなぁ」

龍「でもなんで壁ドンなん？」笑

涼「だってAちゃん、急に逃げようとするから」

ねー？って笑顔で同意を求めてくる片寄さんは、
可愛いけど恐ろしい。

龍「まぁとりあえず、中入りや！」

そう言われて、もう拒むことは出来ない私は、
仕方なくお家に上がらせてもらうことに。

でも待てよ。

片寄さんと数原さん、そしてあの靴の多さ…

涼「Aちゃん！どうしたの？」

「あ、すみません！ボーッとしてて…」

やばい。

かなりやばいことになりそう。

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