GENE HOUSE ～episode1～ (ページ2)

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運「着きましたよ」

「あ、ありがとうございます」

770円を払ってタクシーを降りると、

目の前には、ドラマにでも出てきそうな
何坪あるの？っていうぐらい広い庭のある大豪邸。

表札には＂五十嵐＂と書いてあって、
名前からしてお金持ちって感じがしてくる。

私、今日からここで働くんだ...

意を決してインターフォンを押す。

_____ピンポーン

『...はい！どちら様ですか？』

「え、えっと家政婦の名字Aです！」

『あーAさん！どうぞ～』

すると、大きな門がゆっくりと開き、
広い庭と大きな家が露わになる。

ひ、広すぎる。

とりあえず、一本道に沿ってお家まで歩いて行く。

それにしてもこの家の主さんは男の人なのかな？
優しそうな声だったから、ちょっと安心かも。

いい人だといいなぁ～。

そんなことを考えていたら、やっとこさ
お家の前に着いた。

『どうぞ、入っていいよ～！』

「は、はい！」

扉を開けるとそこには広い玄関。
靴がいっぱい置いてあって、高そうな絵も飾ってある。

流石、お金持ちだ。

すると奥の方から男の人がすたすたと歩いてきた。

スタイル良すぎじゃないか、、？

とりあえず、挨拶しなくちゃ。

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