女優の彼女 2 (ページ24)

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私は池田さんと急いで病院へ行く道中、言葉は一つもなくただ早くそばに行きたい。何事もありませんようにとそう願うだけだった。

病院へ着いて、池田さんに着いて行くとボルシアMGのジャージを着たスタッフがやってきて、何か聞いてたけど、全く何言ってるか理解出来なかった、けど池田さんが答えてくれた、、らしい？

スタッフ「Sind Sie die Freundin von Koh?(あなたは滉の彼女?)」

池「yeah」

ス「come over here(着いてきて)」

着いてきてと言われたから着いていくと、私の視界に広がったのは、衝撃的な状況で正直、病室に入るのを戸惑うくらいで

「、、ｯｯ、、」

私は言葉が出なくて、1人で立つことが精一杯なくらいだった。

池「滉の近くに行って、声掛けてあげてください」

「、、私が行っても大丈夫ですかね、、私は怪我について何も分からないし、それに滉くん、今私に会いたくないと思うんです」

池「だとしても、怪我をしてどうにもならない不安を抱いてる時、そばにいて欲しい人が居ない、そっちの方がよっぽど辛いですよ、せっかくAさんいるんだから」

池田さんに背中を押されて、滉くんが横になっている病室へ足を踏み入れた。

「滉くん、、」

『、、、、。』

私に気づいてるのか、いないのか分からないけど、きっと前者だろうが返答はない。

私はベッド横にある椅子に座り滉くんの手を握ってただそばにいた。何を話すとかではなくただそばに、滉くんから返答があるまで私は何も話さずただ彼の手を握るだけ。

『俺、W杯出れないかも、、』

手を握って10分経った頃だろうか、ポツリと滉くんが言葉を漏らした。しかもそれは私が初めて聞く彼の弱音。

『あと、2ヶ月しかないのに、、あ''ぁ"、』

私は何も言えなかった。私はサッカー未経験、もちろんスポーツなんて殆どやった事がない。

4年に1度の大会前に大怪我を負った滉くんの気持ちなんて到底私が計り知れるわけがなかった。

「先生、怪我について何か言ってた？」

『左ひざ内側側副靭帯の部分断裂、、しばらくのリハビリは必要で、W杯は厳しいかもって、』

初めて聞く怪我の名前、本当にW杯に出場してる滉くんを見ることができないかもしれない事実にショックを受け、そっかの一言しか言葉が出てこなかった

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※訳は意訳です。翻訳機使ってるので合ってるかは分かりません。ご了承ください。

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