海人×いじめ9 ページ9
海人side
ー数日後ー
今日も撮影なんだけど、どうやら伊藤さんは居ないみたい。
それだけで、少しだけ気が楽になって、楽屋へ向かう足取りも軽くなる。
安心しきっていたのが駄目だったのかな…。
伊「�盒兇�ん。ちょっと…」
海「…はい。」
１番会いたくない人と会ってしまって、テンションダウン。
言われるがまま着いて行って、またスタッフさん専用の部屋へ。
伊「今日さぁ、他の撮影があって現場居られないんだわ。」
海「そうなんですね…」
伊「…ほっとした？」
海「いえっ、そんな事は…。」
伊「ふざけんなよ！お前絶対に安心しただろ？なぁ？」
もうね、こうなったら何も言えない…。
ただ、伊藤さんの怒りが収まるのをじっと待つだけ。
伊「…ちっ。」
海「…誤解を与えてしまい、すみませんでした…。」
こうやって頭を下げることしか出来ない。
伊藤さんは冷たい目をして見下ろして、ため息をついてこう言ったんだ。
伊「スタジオにも盗聴器仕掛けてあるからな。発言には気をつけろよ。」
海「はいっ。」
伊「楽屋でもだぞ。どこへ行ってもお前の事を見張ってるのを忘れるな。」
海「はい、分かりました。」
「もう出てけよ。」
そう言われて部屋から出て、楽屋へ向かおうとした時だった。
いきなり目眩がして、心臓がバクバクし始めた。
海「…っ。」
立っていられなくなって、その場に座り込んだ。
幸いにも伊藤さんはこの場に居なくって、こんな時でも頭に浮かんでくる伊藤さんに嫌気が差す。
海「…はぁっ、…っ…。」
浅い呼吸しか出来なくなって、手足がしびれてくる。
…どうしよう…。段々視界がぼやけて来て、胸まで痛くなってきた。
こんな所で倒れても、誰も気付いてくれない…。
だけどこのままじゃ苦しい…！
海「…ぁっ、……っ…！」
あ、もう無理……。
「…海人？」
ん…。誰…？
「海人っ？…神宮寺ー、来て！」
この声、玄樹くん…？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 586人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
カティ(プロフ) - こんにちは！お久しぶりです！小説を書くのを続かなくて途中で止めちゃったんですけど、久々にあけたら私の事が書いていたので嬉しかったです！次の作品もみます。頑張ってください！！ (2020年7月3日 19時) (
レス) id: 33f83880f4 (このIDを非表示/違反報告)
彩笑(プロフ) - はるきさん» はるきさん、ありがとうございます(*^^*) (2020年6月7日 8時) (レス) id: 520dea8320 (このIDを非表示/違反報告)
はるき - 彩笑さん» 完結おめでとうございます。新作でも頑張ってください。ホントにお疲れ様でした。 (2020年6月7日 1時) (レス) id: a18184d9a6 (このIDを非表示/違反報告)
彩笑(プロフ) - あかりさん» あかりさん、ありがとうございます！これからも頑張ります！ (2020年6月6日 18時) (レス) id: 520dea8320 (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - 「海ちゃんの体調不良」完結おめでとうございます！初めてこの作品に出会ってから、ずっと大好きでかわいいかいちゃんとメンバーにいつも癒されていました(*^^*)いつも更新が楽しみでした♪次のお話も楽しみにしています！ (2020年6月6日 14時) (レス) id: 40fa5520f5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：彩笑 | 作成日時：2020年4月27日 18時
