海人×骨髄穿刺23 ページ39
永瀬side
海人は俺の顔を見ると大粒の涙を流す。
海「…もう、や…。」
紫「嫌じゃないだろ…。何でこうなったか分かってんの？」
海「ごめんなさっ…。ごめん……。」
紫「だから！謝るんじゃなくて話しようって言ってんの。」
海「んっ…。ぐすっ。ごめっ…」
感情的になって厳しく迫る紫耀。
海人はもう「ごめんなさい」しか言えなくなってしまった。
廉「海人？約束覚えてる？」
海「うんっ…。」
廉「約束守れへんかった？」
海「…っ…。頭…痛くって…。ずっと痛くって…」
廉「うん」
海「でも…お薬、飲めば…良くなるかもって…。っ、でもっ１回飲んだだけじゃ…効かなくって…。」
廉「うん。」
海「…言わないとって…分かってたけど…。何とかなるのかもって…、お薬いっぱい飲めば良いのかもって…。…ごめん。」
廉「うん、そっか…。うーん…、海人はさ？体調崩しやすいやん？」
海「…ごめんねっ。」
廉「あぁ…。ちゃうよ？誰だって体調崩してまうし。
俺らも海人の体調にすぐに気がつけるようにはしとるけどさ…、海人の体のことを守れるのは誰やと思う？」
海「…みんな…？」
廉「うん、俺らもそうやな。だけど…１番に守れるのは海人やねん。
『あ、今しんどいな…』とか、『熱あるかもな』とか…。少しでも早くに気が付いて、俺らにでも…、マネージャーさんにでもええよ？言うてくれたらなんとかするから。」
海「…ん。」
廉「ただ、海人が体調悪いんを隠してもうたら、それに気が付けへんねん。海人に辛い思いして欲しくないねんで？」
海「…」
廉「今回のことやってさ、頭痛いことを相談してくれたら、もっと早くに言うてくれたら…。入院せんで良かったかもしれん。骨髄穿刺を受けなくても良かったかもしれん。」
海「…。」
廉「海人もさ、痛い思いするん嫌やろ？」
海「…やだ。」
廉「うん、俺らも海人に痛い思いして欲しくない。その為には海人がすぐに言う事が大切なんよ。海人がお仕事を大切にしてる気持ちも、俺らに気を使って言いづらい気持ちも分かる。分かってるねんで？だけど、もう少しだけでええから自分の事も大切にして欲しい。」
海「ん…。」
廉「紫耀が怒っとるのは、海人が入院したからやないからな？そこだけは勘違いしたらあかんよ。」
海「ん…」
紫「海人？」
海「…しょうっ…、ごめんねっ…。」
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カティ(プロフ) - こんにちは！お久しぶりです！小説を書くのを続かなくて途中で止めちゃったんですけど、久々にあけたら私の事が書いていたので嬉しかったです！次の作品もみます。頑張ってください！！ (2020年7月3日 19時) (
レス) id: 33f83880f4 (このIDを非表示/違反報告)
彩笑(プロフ) - はるきさん» はるきさん、ありがとうございます(*^^*) (2020年6月7日 8時) (レス) id: 520dea8320 (このIDを非表示/違反報告)
はるき - 彩笑さん» 完結おめでとうございます。新作でも頑張ってください。ホントにお疲れ様でした。 (2020年6月7日 1時) (レス) id: a18184d9a6 (このIDを非表示/違反報告)
彩笑(プロフ) - あかりさん» あかりさん、ありがとうございます！これからも頑張ります！ (2020年6月6日 18時) (レス) id: 520dea8320 (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - 「海ちゃんの体調不良」完結おめでとうございます！初めてこの作品に出会ってから、ずっと大好きでかわいいかいちゃんとメンバーにいつも癒されていました(*^^*)いつも更新が楽しみでした♪次のお話も楽しみにしています！ (2020年6月6日 14時) (レス) id: 40fa5520f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩笑 | 作成日時：2020年4月27日 18時
