海人×骨髄穿刺21 ページ37
永瀬side
〜１週間後〜
点滴を受けた海人は、あれからぐんぐん良くなってやっと退院の日を迎えた。
朝ご飯をしっかり食べた海人は、トレーを自分で下げに行って、今は俺と荷物をまとめてる。
紫耀は退院の手続きをしてくれてる。
海「紫耀、まだかな〜？」
廉「ん〜？せやね。」
海人は紫耀が来るのを待ち遠しいみたいやけど…、海人このあとお説教やで？
紫耀、言うとったもん。「この後話すから。」って…、海人に悪気は無かったとはいえ、今回の事はしっかり反省せなアカンからな。
コンコンコン…
紫「入るよー、手続き終わったよ。」
海「あっ、しょうっ…！」
俺らが付きっ切りでいたからか、末っ子モード全開な海人。
紫耀を見て喜んでるけど…。
海「ねぇ、もう帰れるんでしょ？」
紫「ん、そうだよ。…でも、お前に話あるけど。」
海「…えっ。」
このまま帰れると思ってた海人にとってはまさかの宣告だろう。
紫耀は自分の荷物をソファーに置いて、ツカツカと海人の方へ…。
海人も自分が何をしたかを忘れている訳やないから…、何かを感じ取ったんやろうね、不安そうな顔をして、俺に助けを求めてきたけど…。
ごめんな…。今日は助けてやれない。
海「…れん…」
何も応えずに首を振ってベットサイドから離れた。
すかさず紫耀がベットサイドの椅子に座ろうとする。
海「…っ…。だめっ…」
海人は拒否したけど、紫耀はそれを無視して座って海人の目を捉える。
紫「海人。」
海「…やだっ」
紫「何が。」
海「…しょう…怒ったらやだ…」
ここ数日末っ子モードだったから言えたひと言。
俺やったらギブアップやけど、相手は紫耀やからな。
紫「それは無理。すげぇ怒ってるから。」
その言葉を聞いた海人は俯いてシーツをギューって握り締める。
紫「どこ向いてんの？」
海「…」
紫「俺が話してんだから、こっち見ろって。」
海「…」
いつもとは違い厳しく迫る紫耀に、海人は顔を上げられない。
紫「海人！」
海「…んんっ…」
紫「駄目。ちゃんと見な。」
海「…っ…」
やっと顔を上げた海人の目には涙が溜まってる。
紫「何で体調が悪いこと黙ってた？」
海「…」
紫「何かあったらすぐに言うって約束したよな？」
海「ん…。」
紫「海人はその約束破ったんだよな？」
海「…」
紫「こんなに辛い思いしたのは何で？入院する事になったのは、誰のせい？」
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カティ(プロフ) - こんにちは！お久しぶりです！小説を書くのを続かなくて途中で止めちゃったんですけど、久々にあけたら私の事が書いていたので嬉しかったです！次の作品もみます。頑張ってください！！ (2020年7月3日 19時) (
レス) id: 33f83880f4 (このIDを非表示/違反報告)
彩笑(プロフ) - はるきさん» はるきさん、ありがとうございます(*^^*) (2020年6月7日 8時) (レス) id: 520dea8320 (このIDを非表示/違反報告)
はるき - 彩笑さん» 完結おめでとうございます。新作でも頑張ってください。ホントにお疲れ様でした。 (2020年6月7日 1時) (レス) id: a18184d9a6 (このIDを非表示/違反報告)
彩笑(プロフ) - あかりさん» あかりさん、ありがとうございます！これからも頑張ります！ (2020年6月6日 18時) (レス) id: 520dea8320 (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - 「海ちゃんの体調不良」完結おめでとうございます！初めてこの作品に出会ってから、ずっと大好きでかわいいかいちゃんとメンバーにいつも癒されていました(*^^*)いつも更新が楽しみでした♪次のお話も楽しみにしています！ (2020年6月6日 14時) (レス) id: 40fa5520f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩笑 | 作成日時：2020年4月27日 18時
