海人×骨髄穿刺6 ページ22
永瀬side
ほんまに海人はえらい。
俺やったら絶対に病室から出ていかへんもん。
海人は覚悟を決めたように泣き言１つ言わず検査室に向かう。
検査室のドアの前にいつもの先生が立っていた。
先「…あっ！海人くん…頑張ろうね？」
海「…はい。」
そっと肩のあたりをさすった先生は、「じゃあ先に行ってるね？」って検査室の中に入っていった。
この中に入ると骨髄穿刺をしなくちゃいけない訳で…。
海「…いく。」
紫「うん、行こうな？」
海「···一緒に。」
そう言って俺らの腕を引っ張って中に入った海人。
検査室に入ると飯田先生が居た。
飯「こんにちは〜。」
海「…こんにちは。」
飯「緊張しちゃいますよね…。先に血圧だけ測っても良いですか？」
海「はい…。」
飯「ありがとうございます。ここに腕出してもらって良いですかね、…はい。じゃあちょっと腕ギュッてしますねー？体楽にしてて下さい。」
海「…。」
うん、頑張れてる、えらいな。
飯「ちょっと高いですね…。すいません、もう一回測らせてもらっていいですか？」
廉「どっか悪いんですか？」
飯「いや、緊張しているからだとは思うんですが、少し高いので気になって…。」
廉「そうなんですね。海人、もう一回やって頑張れる？」
海「…だいじょぶ。」
飯「すいません…。ゆっくり深呼吸しましょうか？鼻から吸って・・・口から吐いてください。…うん、OKです。ありがとうございます。」
海「ふぅー…。」
飯「検査の時も、さっきと同じように鼻から吸って口から吐いてみてくださいね？」
海「はい。」
飯「では…、ベットにうつ伏せになって待っていてください。準備が出来たら声をかけてくださいね。」
海人は静かに頷いた。
けど、動こうとはしない。
そうだよな、ここでうつ伏せになったらもう検査始まるんだもん。
紫「海人？」
海「…。」
紫「大丈夫。ゆっくりでいいから…。」
海「…やるっ、やるけど…待って？」
紫「うん、大丈夫。えらいな。」
・・・そう。ほんまにえらい。
ここに来てから「いやだ」って一言も言うてへん。
血圧測るんやって、「腕ギュッてなるのが採血されるみたいで怖い。」って言うてたのに、今回は何も言わずに頑張ってる。
だけど、どこかで限界は来るから…。
ちょっと調べたんやけど、この検査は大人でも泣いてしまう人がおるって。
そんな検査、絶対に耐えられへんって…。何で泣かへんの？
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カティ(プロフ) - こんにちは！お久しぶりです！小説を書くのを続かなくて途中で止めちゃったんですけど、久々にあけたら私の事が書いていたので嬉しかったです！次の作品もみます。頑張ってください！！ (2020年7月3日 19時) (
レス) id: 33f83880f4 (このIDを非表示/違反報告)
彩笑(プロフ) - はるきさん» はるきさん、ありがとうございます(*^^*) (2020年6月7日 8時) (レス) id: 520dea8320 (このIDを非表示/違反報告)
はるき - 彩笑さん» 完結おめでとうございます。新作でも頑張ってください。ホントにお疲れ様でした。 (2020年6月7日 1時) (レス) id: a18184d9a6 (このIDを非表示/違反報告)
彩笑(プロフ) - あかりさん» あかりさん、ありがとうございます！これからも頑張ります！ (2020年6月6日 18時) (レス) id: 520dea8320 (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - 「海ちゃんの体調不良」完結おめでとうございます！初めてこの作品に出会ってから、ずっと大好きでかわいいかいちゃんとメンバーにいつも癒されていました(*^^*)いつも更新が楽しみでした♪次のお話も楽しみにしています！ (2020年6月6日 14時) (レス) id: 40fa5520f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩笑 | 作成日時：2020年4月27日 18時
