海人×歯医者17 ページ5
海人side
インタビューが終わって楽屋へ戻ってきたんだけど…、なんか空気が重い…。
紫耀はずっと黙ってるし、ジンもなんか様子が変。
岸くんは何か言いたそうにこっちを見てくる。
海「ね、どしたの？」
ソファーに座って話しかけてみるけど…
紫「…」
廉「なぁ、海人ー？」
海「うん？なに？」
廉「昨日歯医者行ったん？」
予想してなかった廉の質問に、心臓がドクって音を立てる。
…行った、よね。うん…
海「行ったよ？」
廉「治療は？」
海「…え？」
廉「ちゃんと治療受けたん？」
海「…っ…」
どうしよ…。答えられないよ…。
紫「さっき歯医者さんから連絡来たけど、心当たりある？」
あるよ、ありまくり。…ってか、もう昨日のことじゃん…。
海「…ん。」
紫「なら話は早いな。何で逃げた？」
だって……
紫「先生が心配して連絡くれたんだってよ？」
廉「何かワケあるんやろ？」
海「…」
言えないよ…。
紫「海人。答えて？」
海「…こわかった。」
やっと言えたひとこと。
紫「怖いって…、いつもの先生だろ？」
海「ううんっ。知らない先生だった…」
紫「あ、そうなの？」
廉「先生はどうしたん？」
海「なんか…学会があるって…。だから、「違う先生でも良いですか」って聞かれて…。それで…っ…。」
紫「うん。」
海「頑張らないとって思って…、違う先生にも慣れとかないとって…。でも、その先生何か怖くって。「俺、この先生に治療されるのやだな」って…。」
海「それで…逃げちゃった…。ごめんっ。」
紫「…」
廉「海人？」
海「はい…」
廉「海人が歯医者苦手なんも、頑張って行ったんも全部知っとるで？」
海「うん…」
廉「だけど、逃げるのはアカンやろ。」
海「ん…」
廉「怖いのも分かってるよ。何も言わずに逃げたら、先生たちビックリするやろ？」
うん…、先生もビックリしてたし、受付のお姉さんも驚きながらお金受け取ってた。
海「うん…」
廉「海人がやったんはええ事やない、それは分かる？」
海「…分かる。」
廉「うん。えらいな。次は…そうやな。虫歯、治したい？」
海「…治したい。」
廉「うん、そうやな。じゃあ…ジン！頼んだ！」
テーブルで台本を読んでいたジンが驚いて顔を上げる。
神「…えっ？俺か…、うん。海人、こっち座って？」
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彩笑(プロフ) - 前世猫さん» いつもありがとうございます(^^)先ほど続編を公開致しましたので、是非お楽しみくださいね♪ (2020年4月27日 18時) (
レス) id: 520dea8320 (このIDを非表示/違反報告)
前世猫 - いつも見てます！！続編楽しみにしてますね！！ (2020年4月26日 23時) (レス) id: f226a9af1a (このIDを非表示/違反報告)
彩笑(プロフ) - 菜花桃さん» お久しぶりです(*^^*)そう言って頂けて嬉しいです、ありがとうございます！ (2020年4月26日 18時) (レス) id: 520dea8320 (このIDを非表示/違反報告)
菜花桃(プロフ) - お久しぶりです！私は主様の細かく書いて下さるところ大好きですよ！笑 移行しても主様のペースで頑張って下さい！ (2020年4月26日 17時) (レス) id: 3fd911b205 (このIDを非表示/違反報告)
彩笑(プロフ) - さしみさん» さしみさーん！嬉しいです…(*^^*)こちらこそ、リクエストして頂き本当にありがとうございました！そして、内容を見落としてしまい申し訳ございませんでした。次のお話もさしみさんのリクエストのお話なので、是非お楽しみくださいね♪ (2020年4月26日 17時) (レス) id: 520dea8320 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩笑 | 作成日時：2020年2月23日 17時
