海人と廉4 ページ5
永瀬side
10分…
15分…
遅いな…。
大丈夫なんか？
探しに行こうと思って椅子から立ち上がったら、タイミング良く海人が帰ってきた。
海「…おわっ！…どしたの？」
廉「暇やから海人の事待っててん。」
海「あー、そうなんだ。…ふふっ。」
なんか顔色悪ない？
廉「…なぁ、海人ー？聞きたいことあるんやけど、ええ？」
海「ん、なに？」
廉「さっきのスタッフさんと何話しとったん？」
海「んー？ひみつー(笑)。」
廉「ふっ…。なんや、それ(笑)」
海「…ね、れん？」
廉「ん？」
海「…俺、頑張るね…？」
廉「ん？何を頑張るん？」
海「…んー、全部！」
廉「ざっくりしてんなぁ(笑)！」
マ「�盒兇�ん、どこ行ってたの？次の現場行くよー？」
海「はーい！…じゃあ、またね。」
廉「ん、またな。」
どこか引っ掛かったけど、また後で聞けば良いか…なんて思っていた。
�盒�side
スタッフさんに言われて連れてこられたのは、スタッフさん専用の個室みたいな所。
ス「…座って。」
海「はい」
逆らっちゃいけない…。
ス「今日のお前も最悪だったわ〜。マジでない。表情硬すぎ。」
海「すいませんでしたっ。」
ス「お前のせいで撮影が長引いたんだからな。」
海「…はい。」
そんなの、言われなくても分かってるよ…。
紫耀だって急いでたもん。
ス「平野くんだって急いでただろ。メンバーにまで迷惑かけてるの本当に最低だな。」
「迷惑」「最低」２つの言葉が、俺の心にズシンって刺さる。
海「…本当に、すみませんでした…」
ス「そんな顔してる奴がアイドルなんて良く名乗れるよな。」
そう言ってパシャって写真を撮られて見せられる。
写真には、お世辞にも「アイドル」なんて言えないくらい、怖い顔をした俺がいた。
ス「次の現場でも一緒だから、頼んだよ。」
海「…はい。」
ス「分かってると思うけど、他の人に言うなよ？」
海「はい、言いません。」
ス「まぁ、言う勇気もないと思うけど(笑)？」
海「…っ…。失礼します…」
良くあそこまで言えるよね。
逃げるようにして部屋を出て、楽屋へ帰った。
もう誰も居ないって思ってたのに、廉がいてくれて…。
それだけで少し救われたんだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 407人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「King&Prince」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちこ(プロフ) - ヒント載せていただけるんですね、ありがとうございます！公開楽しみにしています^ ^ (2022年3月25日 4時) (
レス) id: c58d5f158e (このIDを非表示/違反報告)
彩笑(プロフ) - ちこさん» いつもありがとうございます。続編のトップにパスワードのヒントを載せます。下書きの状態ですので、公開までしばらくお待ち頂けると幸いです (2022年3月24日 23時) (レス) id: 48c701e2ee (このIDを非表示/違反報告)
彩笑(プロフ) - キンプリさん» 初めまして、いつもありがとうございます。現在下書きの状態で、パスワードのヒントは続編のトップに記載します。公開までしばらくお待ち頂けると幸いです。 (2022年3月24日 23時) (レス) id: 48c701e2ee (このIDを非表示/違反報告)
ちこ(プロフ) - 移行楽しみにしてます♪続編も読ませていただきたいです。パスワードは教えていただけるのでしょうか？6人の奮闘記はとても好きな作品なので最後まで読みたいです！ (2022年3月24日 21時) (レス) @page45 id: c58d5f158e (このIDを非表示/違反報告)
キンプリ(プロフ) - はじめまして！移行決定おめでとうございます。彩笑さんの小説、本当に大好きです！移行先での続編も、読ませていただきたいのですがパスワードがわからなくて‥。パスワードを教えていただくことは可能でしょうか？これからも、彩笑さんのペースで更新頑張って下さい！ (2022年3月24日 21時) (レス) id: c3894689ba (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：彩笑 | 作成日時：2020年7月25日 15時
