守り、守られ12 ページ39
神宮寺side
紫「…んっ、…っ…」
神「大丈夫、大丈夫…」
ドライヤーを終えてしばらく経ってもヒクヒクと揺れる背中にそう声をかける。
神「もう大丈夫だから。何も心配しなくていいから。」
紫「…ごめっ、」
神「んーん、大丈夫。紫耀は何も悪くない。」
紫「でも、おれっ…」
神「ん〜？」
紫「…んっ。」
話そうとするけど、口を開こうとすると涙が出てくるみたい。
苦しいね…
神「大丈夫、ね。」
海人がそっとやって来た。
海「ジン、…俺に任せて？」
神「ん、分かった。何かあったら、すぐに声掛けて？」
大丈夫かな…、なんて一瞬思ったけど。
海人の目が真剣だったから、安心して任せられる。
神「紫耀ー、俺お風呂入ってくるね。」
「頼んだよ」って意味を込めて海人の肩をポンってした。
高橋side
海「紫耀、隣座ってもいい？」
紫「(頷く)」
海「ありがと。」
ソファーで俯いてる紫耀の隣に腰を下ろした。
お風呂行く前にジンが入れてくれたお茶を紫耀の前に置いた。
海「俺ね、紫耀に話したいことがあるの。
今すぐに答えなくていいから、紫耀に聞いて欲しいんだ。」
紫耀が顔を上げたのが分かる。
海「あのね…、俺。紫耀の事を守りたいって思ってるよ。」
紫「……守る？」
海「うん、守る。
でも、それは紫耀が弱いから守りたいって訳じゃない。」
紫「……なん、で。」
海「紫耀の事が大事だから。
紫耀の事が大切だから、守りたいって思ってるよ。」
紫「…」
海「だから、紫耀が苦しんでる事があるなら、
1人で解決するのが難しいって思ってるんなら、
その時は俺やメンバー、マネージャーさんでもいいよ。
誰かに話して、ね？そしたら、絶対に紫耀の事助けるから。」
紫「…ん。」
海「紫耀が誰かを守りたい気持ちが強いのは知ってる。
だけど、その為に紫耀が我慢する事はないよ。
···って言うのを知って欲しかっただけ！(笑)」
明るく笑ってそう言うと、紫耀は少しだけニコッとしてくれたんだ。
紫「…今度、皆が居る時に話す。…でも良い？」
海「うん、もちろん！」
少し赤くなった目から零れた涙は見ないフリしとくよ。
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ちこ(プロフ) - ヒント載せていただけるんですね、ありがとうございます！公開楽しみにしています^ ^ (2022年3月25日 4時) (
レス) id: c58d5f158e (このIDを非表示/違反報告)
彩笑(プロフ) - ちこさん» いつもありがとうございます。続編のトップにパスワードのヒントを載せます。下書きの状態ですので、公開までしばらくお待ち頂けると幸いです (2022年3月24日 23時) (レス) id: 48c701e2ee (このIDを非表示/違反報告)
彩笑(プロフ) - キンプリさん» 初めまして、いつもありがとうございます。現在下書きの状態で、パスワードのヒントは続編のトップに記載します。公開までしばらくお待ち頂けると幸いです。 (2022年3月24日 23時) (レス) id: 48c701e2ee (このIDを非表示/違反報告)
ちこ(プロフ) - 移行楽しみにしてます♪続編も読ませていただきたいです。パスワードは教えていただけるのでしょうか？6人の奮闘記はとても好きな作品なので最後まで読みたいです！ (2022年3月24日 21時) (レス) @page45 id: c58d5f158e (このIDを非表示/違反報告)
キンプリ(プロフ) - はじめまして！移行決定おめでとうございます。彩笑さんの小説、本当に大好きです！移行先での続編も、読ませていただきたいのですがパスワードがわからなくて‥。パスワードを教えていただくことは可能でしょうか？これからも、彩笑さんのペースで更新頑張って下さい！ (2022年3月24日 21時) (レス) id: c3894689ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩笑 | 作成日時：2020年7月25日 15時
