守り、守られ11 ページ38
神宮寺side
この状態の紫耀を1人には出来ない。
そう思ってとりあえず俺の家に泊まってもらうことにした。
マネージャーさんに送ってもらって、紫耀を先にお風呂へ入らせる。
紫耀がいない間にやる事が1つ。
神「…刃物だけ片付けようかな。」
包丁とかはさみとか、刃物類は全部紫耀の手の届かない所に片付けた。
紫耀の事を信用してない訳では無いよ？
だけど、ね。念の為。
一通り片付け終わったら、遠慮がちに海人が聞いてきた。
海「…ね、ジン？」
神「うん？どした？」
海「紫耀に聞かないの…？」
神「んー…。」
迷ってるんだよね、無理やり聞き出すべきか。
それに・・・
神「紫耀、近いうちに話してくれる気がする。」
海「ほんとに？」
神「多分だけど。」
海「そっか。」
神「うん。」
海「…っ…」
今にも泣きそうな目をしている海人。
神「うん？大丈夫だよ…。怖かった？」
海「居なくなるかと…思った…。」
神「うん。」
海「あんな紫耀、初めて見たもん…。」
神「だよな？俺も。」
海「怖かったぁ……。」
うんうんと言いながら頭に触れると、ポロッと涙が零れる。
海「…ぐすっ。」
神「ん、大丈夫だから。紫耀の事見つけられたでしょ？止められたでしょ？ちゃんと紫耀は俺らの所に居るでしょ？だから、大丈夫だよ。」
海「…んっ。」
神「よしよし…」
海人がひと泣きし終わった頃、タイミング良く紫耀が上がってきた。
紫「上がったよ。」
海「はーい。俺次入ってくる！良いでしょ、ジン？」
神「うん。どーぞ(笑)」
紫耀にバレないように目をゴシゴシしながらお風呂へ行った海人。
紫「…？」
神「温まった？」
紫「ん、ありがと。」
そう呟いた紫耀の顔はさっきよりも緩んでいる。
神「ってか、紫耀！髪乾かしてないじゃん、もうー！座って待ってて？」
紫耀の髪からポタポタと雫が垂れてる。
神「ほら、座りな。乾かすから。」
紫「え…。いいよ、自分でやる。」
神「良いから。ほら、座って。」
渋々…って感じでソファーに腰かけた紫耀。
後ろに周り髪を乾かして行く。
神「大丈夫？熱くない？」
紫「ん、平気。」
そう？なら良かった。
神「…紫耀？」
背中がヒクヒクと揺れている。
…泣いてる？
紫「…っ…。んっ、。」
でも、何もしないのはアレだから…、
神「大丈夫。」
そう声を掛けてそっと頭を撫でた。
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ちこ(プロフ) - ヒント載せていただけるんですね、ありがとうございます！公開楽しみにしています^ ^ (2022年3月25日 4時) (
レス) id: c58d5f158e (このIDを非表示/違反報告)
彩笑(プロフ) - ちこさん» いつもありがとうございます。続編のトップにパスワードのヒントを載せます。下書きの状態ですので、公開までしばらくお待ち頂けると幸いです (2022年3月24日 23時) (レス) id: 48c701e2ee (このIDを非表示/違反報告)
彩笑(プロフ) - キンプリさん» 初めまして、いつもありがとうございます。現在下書きの状態で、パスワードのヒントは続編のトップに記載します。公開までしばらくお待ち頂けると幸いです。 (2022年3月24日 23時) (レス) id: 48c701e2ee (このIDを非表示/違反報告)
ちこ(プロフ) - 移行楽しみにしてます♪続編も読ませていただきたいです。パスワードは教えていただけるのでしょうか？6人の奮闘記はとても好きな作品なので最後まで読みたいです！ (2022年3月24日 21時) (レス) @page45 id: c58d5f158e (このIDを非表示/違反報告)
キンプリ(プロフ) - はじめまして！移行決定おめでとうございます。彩笑さんの小説、本当に大好きです！移行先での続編も、読ませていただきたいのですがパスワードがわからなくて‥。パスワードを教えていただくことは可能でしょうか？これからも、彩笑さんのペースで更新頑張って下さい！ (2022年3月24日 21時) (レス) id: c3894689ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩笑 | 作成日時：2020年7月25日 15時
