守り、守られ9 ページ36
平野side
---回想---
皆とは別れて別の階へ移動して、息付く間もなく撮影開始。
衣装に着替えて、撮影して。
髪型を変えて撮影して。
そんな事を何度か繰り返していたら、全ての撮影が終わっていた。
確か、この後の仕事は何も入ってなかったはず…。
もう、何も考えたくない。とにかく家に帰りたい。
横になりたい。
ディ「平野くん、ちょっと…」
申し訳なさそうな顔を浮かべて近づいてくる人。
紫「はい…」
ディ「平野くんのマネージャーさん、すみませんね。少し平野くんとお話したいことがあって…。」
物腰柔らかく、笑みを浮かべてマネージャーさんに話しかける。
マ「あっ。はい、お気になさらず。ここでお待ちしていますね。」
現場で一番偉い人にそう言われたら、誰だってこの反応をするよな。
ディ「それでは…」
軽く頭を下げたディレクターさんの後を黙って着いていく。
誰も通りかからない様な廊下に連れていかれた。
「関係者以外立ち入り禁止」と書かれた部屋の前で止まって、こっちを見てくる。
ディ「入れ。」
紫「はい…」
逆らうなんて出来なくて、
逆らおうなんて思えなくて、
俺はその部屋へ入った。
孫2「あ、来たよ。」
孫3「良くそんな酷い顔をしておきながら、アイドルですって言えるよな笑」
孫1「今日の撮影の時の顔、見た？すっげー暗い顔してるの！笑。あまりにも面白くて、吹き出すところだったよ。ねぇ、じいちゃん？」
ディ「そうだな。」
そう言われてカシャカシャと写真を撮って見せてくる。
酷い顔になったのは誰のせいだよ…。
紫「…すみません…」
ディ「平野くん、別に俺は謝って欲しいわけじゃないんだよ。」
紫「何が、…何が目的なんですか？」
孫2「そんな態度で、人に物を聞いて良いと思ってんの？生意気じゃね？」
そう言って俺の背中をバン！と叩いた。
紫「…っ。」
孫3「お、泣くか？」
こんな事で、泣くわけないじゃん。
ディ「まぁまぁ…。平野くん。俺はね？平野くんみたいな人がアイドルをやっているのが、許せないんだよ。」
「許せない」…？
ディ「君みたいに、チヤホヤされて調子に乗ってる若者を見るのはもう懲り懲りなんだ。
君みたいな人がいなくなれば良いと思ってる。
今日の撮影だって注意を受けたのは君だけだったよ。
有り得ないよねぇ。お金を貰って働いてるプロなのにね？」
紫「…はい…」
いなくなれば…良い？
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ちこ(プロフ) - ヒント載せていただけるんですね、ありがとうございます！公開楽しみにしています^ ^ (2022年3月25日 4時) (
レス) id: c58d5f158e (このIDを非表示/違反報告)
彩笑(プロフ) - ちこさん» いつもありがとうございます。続編のトップにパスワードのヒントを載せます。下書きの状態ですので、公開までしばらくお待ち頂けると幸いです (2022年3月24日 23時) (レス) id: 48c701e2ee (このIDを非表示/違反報告)
彩笑(プロフ) - キンプリさん» 初めまして、いつもありがとうございます。現在下書きの状態で、パスワードのヒントは続編のトップに記載します。公開までしばらくお待ち頂けると幸いです。 (2022年3月24日 23時) (レス) id: 48c701e2ee (このIDを非表示/違反報告)
ちこ(プロフ) - 移行楽しみにしてます♪続編も読ませていただきたいです。パスワードは教えていただけるのでしょうか？6人の奮闘記はとても好きな作品なので最後まで読みたいです！ (2022年3月24日 21時) (レス) @page45 id: c58d5f158e (このIDを非表示/違反報告)
キンプリ(プロフ) - はじめまして！移行決定おめでとうございます。彩笑さんの小説、本当に大好きです！移行先での続編も、読ませていただきたいのですがパスワードがわからなくて‥。パスワードを教えていただくことは可能でしょうか？これからも、彩笑さんのペースで更新頑張って下さい！ (2022年3月24日 21時) (レス) id: c3894689ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩笑 | 作成日時：2020年7月25日 15時
