守り、守られ7 ページ34
永瀬side
上から探し始めてて良かった…。
警備員さんからの言葉で、一斉に屋上へ向かう。
皆、何も言わずに走るこの空気が、何を考えているのかくらいは分かる。
最悪の想像が、何度も頭に浮かんでくる。
---屋上---
神「…開けるよ？」
そうジンが言うたから、俺は頷いた。
ガチャ…
…っ…。居た…！
海「…しょうっ…」
岸「おいっ、やめろって…。紫耀！」
紫耀がフェンスをよじ登ろうとしていた。
フェンスの向こう側は……。
岸くんと海人が服を掴んで止める。
神「紫耀、どうしたんだよ…」
岸くんと海人が紫耀をフェンスから離してくれた。
紫耀は人形みたいにされるがまま。
ふっと辺りを見回してから、俯いてしまって表情が見えない。
玄「俺、マネージャーさんに連絡するから。」
そう言った玄樹の声が、少し震えていた。
廉「紫耀…？」
海「ねぇ、やだ…。なんで？こんな事…、俺、やだよ？」
岸「何かあったんだよな？」
「命」を大切にしている紫耀が、命を絶とうとするはずが無い。
神「雨降りそうだし、中に入ろ？」
ジンがそう声をかけるけど、俯いている紫耀は立とうとしない。
神「しょう？分かる？」
紫耀の肩に手を置いてそう聞いたジン。
神「おーい、しょう？どっか痛い所ある？」
紫「…」
海「…んっ、やだっ。こんな紫耀、紫耀じゃないっ。ねぇ……やっ。」
廉「海人？大丈夫やから…。落ち着いて深呼吸して？」
紫耀の事を思うと苦しくなったんだろう…。
涙をポロポロ流してる海人の呼吸がおかしくなってきた。
岸「海人？1回落ち着こう、な？」
海「んんっ、やっ…、しょう…。しょうが…」
紫「…ごめん。」
やっと開いた口からは、そんな言葉が…。
神「紫耀、立てる？」
ジンが手を差し伸べると、ゆっくりと掴んだ。
神「ん、ありがとね。中入ろっか？」
紫耀を立たせてから、そっと背中を摩った。
廉「海人、行くで？」
海「…しょうは…？」
廉「うん？おるで、大丈夫。皆で行こな？」
海人が頷いたのを確認して、皆で屋上を後にする。
神「体冷たいねぇ、温かいものでも飲む？」
紫「…」
そう言って自販機で足を止めた。
神「紫耀、何が飲みたい？」
紫「…お茶。」
神「ん、はーい。海人は？」
海「俺も、お茶がいいっ。」
神「うん。」
楽屋の前まで行くとマネージャーさんの姿が見える。
マ「…平野くん。」
紫「迷惑かけてすみません…」
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ちこ(プロフ) - ヒント載せていただけるんですね、ありがとうございます！公開楽しみにしています^ ^ (2022年3月25日 4時) (
レス) id: c58d5f158e (このIDを非表示/違反報告)
彩笑(プロフ) - ちこさん» いつもありがとうございます。続編のトップにパスワードのヒントを載せます。下書きの状態ですので、公開までしばらくお待ち頂けると幸いです (2022年3月24日 23時) (レス) id: 48c701e2ee (このIDを非表示/違反報告)
彩笑(プロフ) - キンプリさん» 初めまして、いつもありがとうございます。現在下書きの状態で、パスワードのヒントは続編のトップに記載します。公開までしばらくお待ち頂けると幸いです。 (2022年3月24日 23時) (レス) id: 48c701e2ee (このIDを非表示/違反報告)
ちこ(プロフ) - 移行楽しみにしてます♪続編も読ませていただきたいです。パスワードは教えていただけるのでしょうか？6人の奮闘記はとても好きな作品なので最後まで読みたいです！ (2022年3月24日 21時) (レス) @page45 id: c58d5f158e (このIDを非表示/違反報告)
キンプリ(プロフ) - はじめまして！移行決定おめでとうございます。彩笑さんの小説、本当に大好きです！移行先での続編も、読ませていただきたいのですがパスワードがわからなくて‥。パスワードを教えていただくことは可能でしょうか？これからも、彩笑さんのペースで更新頑張って下さい！ (2022年3月24日 21時) (レス) id: c3894689ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩笑 | 作成日時：2020年7月25日 15時
