守り、守られ1 ページ28
平野side
皆は守りたいものって何がある？
メンバー、家族、ティアラの皆、スタッフさん
俺には数え切れないくらいある。
どれも大切だから守りたい。
大切だから傷ついて欲しくない。
これは俺がメンバーから守られることになったお話。
-------------
ディレクター(以下:ディ)「平野くん、あれだけ言ったよな？」
腕を組んでこっちを睨んでくるのはディレクターさん。
どの現場にもいる、どの現場でも重宝されてるベテラン。
紫「…すみません。」
その後ろでニヤニヤしながら見てくるのは、そのディレクターの孫たち3人。兄弟なんだって。
多分年齢は俺らと変わんないんじゃないかな。
ん？
何で怒られてるかって？
さっきまで行っていた番組収録。
楽屋に居る時にディレクターさんから言われた一言。
ディ「今日の収録、余計な事言うんじゃないぞ。」
そんな言葉と共に肩にポンッと手を置かれる。
紫「…余計な事、とは…？」
何が余計な事なのか分からない。
せめてヒントでも…と思ってディレクターさんに聞いたんだけど。
孫1「そんなんも分かんねえのか？」
分かるわけないじゃん、エスパーじゃないんだし。
…なんて言ったらどうなるんだろうか。
紫「すみません…」
孫2「お前は黙って俺らの言う事を聞いてれば良いんだよ。」
紫「…」
ディ「聞こえてるよな？」
紫「…はい。」
ディ「台本に書かれている事以外、一言も話すな。」
何その理不尽。
紫「…ですが…」
そう口を開いた瞬間、ディレクターさんが目の色を変えた。
ディ「平野くんはさ、俺が誰だか分かってるよね。」
紫「分かってます…」
ディ「…この現場で偉いのは俺なんだよ。
俺が全て決める。平野くんに拒否権も発言権も無いから。今日の平野くんの仕事は俺の言う事を聞くこと。良い？」
紫「…はい。」
そう返事をすると満足そうに頷いて、孫3人を連れて出ていった。
バタン…
紫「……ふーっ……」
深い呼吸をして体をソファーに沈める。
なんか、何もしてないのに疲れたな…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 407人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「King&Prince」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちこ(プロフ) - ヒント載せていただけるんですね、ありがとうございます！公開楽しみにしています^ ^ (2022年3月25日 4時) (
レス) id: c58d5f158e (このIDを非表示/違反報告)
彩笑(プロフ) - ちこさん» いつもありがとうございます。続編のトップにパスワードのヒントを載せます。下書きの状態ですので、公開までしばらくお待ち頂けると幸いです (2022年3月24日 23時) (レス) id: 48c701e2ee (このIDを非表示/違反報告)
彩笑(プロフ) - キンプリさん» 初めまして、いつもありがとうございます。現在下書きの状態で、パスワードのヒントは続編のトップに記載します。公開までしばらくお待ち頂けると幸いです。 (2022年3月24日 23時) (レス) id: 48c701e2ee (このIDを非表示/違反報告)
ちこ(プロフ) - 移行楽しみにしてます♪続編も読ませていただきたいです。パスワードは教えていただけるのでしょうか？6人の奮闘記はとても好きな作品なので最後まで読みたいです！ (2022年3月24日 21時) (レス) @page45 id: c58d5f158e (このIDを非表示/違反報告)
キンプリ(プロフ) - はじめまして！移行決定おめでとうございます。彩笑さんの小説、本当に大好きです！移行先での続編も、読ませていただきたいのですがパスワードがわからなくて‥。パスワードを教えていただくことは可能でしょうか？これからも、彩笑さんのペースで更新頑張って下さい！ (2022年3月24日 21時) (レス) id: c3894689ba (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：彩笑 | 作成日時：2020年7月25日 15時
