海人と廉23 ページ24
永瀬side
先「海人くん、大丈夫だから。ね？」
先生が優しく言っても目を瞑って聞こえないふり…笑。
廉「ほら、頑張るで？」
そう言うとパチッと目が開いて、何か言いたげに見てくる。
廉「何か言いたい事あるんやろ？」
海「(頷く)」
廉「ほな、管抜いてもらわんとな。話聞けへんし、やるで？」
先生に「お願いします」とだけ伝えて、海人の両手を握る。
「離して」って声が聞こえてきそうやけど、気にせんとこ…。
先「よし、永瀬さん傍にいるからねー？少し頑張ろ？行くよー…」
スルスルっと抜けていく管。
海「…ぁ……んんっ……」
先「ごめんね、ちょっとここだけ苦しいよー？」
海「…ぅ…、やぁ…」
廉「海人、顔動かさんで？じっとして？」
どこにそんな体力残っててん…笑。
海「…っ……。んぁ……」
先「よし…、はい終わり〜！」
パパっと終わらせて聴診器で胸の音を聴いた先生は、少しだけ笑顔を見せて
先「起きたばっかで嫌なことしてごめんね？」
海「ん…」
「ん…」って笑！
海「ね…、せんせ？」
先「ん？どうしたの？」
海「おみず、飲みたい。」
先「喉乾いてた？そうだねぇ…、少しだけ飲んでみよっか？」
近くにいた看護師さんに水を持ってくるようにお願いしてくれた先生。
海「先生、おれ…なんで…？」
覚えてないんやろうか…。
包帯が巻かれている自分の体を不思議そうに見てそう呟いた。
先「それはおいおい、ね？とりあえず少しだけお水飲んでみよっか？」
海「…れん…」
廉「うん？大丈夫やって。ほら、水飲みな？喉乾いとったんやろ？…あ、むせないようにゆっくりやで？コップ持てる？」
海「…ふふっ。」
廉「何笑てんねん」
海「懐かしい…」
そうポツリと呟いた海人の声が俺にとっては懐かしくて…、胸のあたりがきゅーっとなって…。
廉「…あほっ」
そんな言葉で誤魔化した。
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ちこ(プロフ) - ヒント載せていただけるんですね、ありがとうございます！公開楽しみにしています^ ^ (2022年3月25日 4時) (
レス) id: c58d5f158e (このIDを非表示/違反報告)
彩笑(プロフ) - ちこさん» いつもありがとうございます。続編のトップにパスワードのヒントを載せます。下書きの状態ですので、公開までしばらくお待ち頂けると幸いです (2022年3月24日 23時) (レス) id: 48c701e2ee (このIDを非表示/違反報告)
彩笑(プロフ) - キンプリさん» 初めまして、いつもありがとうございます。現在下書きの状態で、パスワードのヒントは続編のトップに記載します。公開までしばらくお待ち頂けると幸いです。 (2022年3月24日 23時) (レス) id: 48c701e2ee (このIDを非表示/違反報告)
ちこ(プロフ) - 移行楽しみにしてます♪続編も読ませていただきたいです。パスワードは教えていただけるのでしょうか？6人の奮闘記はとても好きな作品なので最後まで読みたいです！ (2022年3月24日 21時) (レス) @page45 id: c58d5f158e (このIDを非表示/違反報告)
キンプリ(プロフ) - はじめまして！移行決定おめでとうございます。彩笑さんの小説、本当に大好きです！移行先での続編も、読ませていただきたいのですがパスワードがわからなくて‥。パスワードを教えていただくことは可能でしょうか？これからも、彩笑さんのペースで更新頑張って下さい！ (2022年3月24日 21時) (レス) id: c3894689ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩笑 | 作成日時：2020年7月25日 15時
