素直になって…20 ページ20
岩橋side
どうしよ…(笑)。
廉「…もう終わりがええ…」
玄「あぁ…、待って？まだ終わってないよ、ね？」
布団を被ろうとした廉を慌てて止める。
廉「…いややぁ…、痛ないもん…」
玄「うん、痛くないんだよね？でも念の為に診てもらおう？」
廉「んーんっ、やぁ…」
玄「大丈夫、大丈夫…」
横になりたがる廉の体を引っ張り起こして、自分の方に寄りかからせる。
廉「んー…。」
玄「よしよし、嫌なんだよね？でもこれ頑張ったら皆褒めてくれるよ？」
廉「…みんな？」
お、食いついた(笑)
少しこっちを見てくれた廉。
玄「うん、皆。診察頑張って褒めてもらおうね？」
廉「…うん。」
よし！上手くいった！
先「体が辛いときにすみませんね…。ちょっとお口開けてください？」
そう言って先生がライトと舌圧子を持つ。
廉「…んっ、…ぐすっ…」
玄「れん？大丈夫…、怖くないよ〜、ね？ほら、あーってして？」
廉「ん、…あー…」
玄「うん、えらいね〜。」
先「ありがとうございます、すぐに終わらせますからね？」
廉「…んっ。」
先「…ちょっと喉腫れてるなぁ…。永瀬さん、あーって声出せますか？」
廉「…あー…。」
先「すいません、少し舌を押さえますね？苦しいかな…。」
廉「…んっ！…うっ…」
玄「廉？お顔動かさないで、ね？少し我慢。」
廉「…やっ、んっ…。」
先「ごめんなさい、苦しかったですね…。喉の腫れが気になるので、お薬塗ってあげたいんですけど…。」
おっと…
廉「…やんないっ！」
廉は風邪を引くと喉に来ちゃうタイプだからか、何回かこの処置受けてるんだよね…。
玄「れん？大きな声出さないの、痛いんでしょ？」
廉「痛い…けど、いややぁ…。おえってなるもん…」
玄「ん、そうだよね？でも頑張ろう？明日は良くなるかもよ？」
廉「いややぁ…。明日になれば治るもん、もう寝る！」
玄「そんな都合の良い事ないの(笑)。いつも頑張れてるじゃん、ね？」
先生に「説得しておきますんで、準備お願いします。」って伝えた。
廉「やぁだ…。…ぐすっ…」
泣かせちゃった…
ベットに腰掛けて頭を撫でる。
玄「れん〜？泣かせてごめんね…？でもさ、やっぱり心配だから頑張って欲しいな？」
廉はねこういう言い方をすると優しいから「頑張る」って言ってくれるの。
分かってて言うんだから俺はズルいよね…(笑)
でも、心配なのは本当だから。
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彩笑(プロフ) - VI１１２９さん» 最初の頃から変わらず読んでくださりありがとうございます！頑張ります！ (2020年7月16日 18時) (
レス) id: 520dea8320 (このIDを非表示/違反報告)
VI１１２９ - こんにちは！海ちゃんの体調不良から見てました！たまらなく面白いです！投稿待ってます！頑張ってください！ (2020年7月15日 23時) (レス) id: f229e58355 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬 さくら(プロフ) - ありがとうございます！ (2020年7月9日 22時) (レス) id: 6ea3f9f285 (このIDを非表示/違反報告)
彩笑(プロフ) - 黒瀬 さくらさん» 私でよければぜひ！お先にボードの方失礼しますね？ (2020年7月9日 22時) (レス) id: 520dea8320 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬 さくら(プロフ) - 突然すいません。彩笑さんとお話したいなと思ってるのですが、ボードでお話出来ますでしょうか？お返事お待ちしております。 (2020年7月8日 22時) (レス) id: 6ea3f9f285 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩笑 | 作成日時：2020年6月6日 12時
