弓柱は何思ふ【文豪ストレイドッグス×鬼滅の刃】

戦闘 ページ4

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「カァァァ！カァァァ！！南南東！南南東!二日前カラ沢山ノ人間ガ消エテイルゥ！！今スグ向カエ！今スグ向カエ！！」

任務を授かった。

行かないといけない。

僕は弓を肩に担ぎ、矢を、専用の物に入れた。

「A！任務か?!」

煉獄

「…………」

軽く頷く。

「そうかそうか！あまり無理はするな！危ないと思えば、鎹鴉に知らせろ！直ぐに向かうからな!」

彼も心配に思い、云っている。

僕はまた、軽く頷き、任務に向かった。


　



「…………」

居た。

木の上に立ち、鬼を見る。

“一人”か、其れなら、まだ行けるだろうか。

僕は刀でないため、沢山の鬼が居ると、太刀打ち出来ない。

弓を構え、矢を取り出す。

標的に向かい、弓を引く。

手を離した。

「…………！」

居ない、居ない!

何処に

「…零、呼べ」

「…了解シタ！」

零は空高く飛んで行った。

可笑しい。

気配ではまだ数十人喰ったくらいだ。

気配も消しているはずが、何故。





「はああああ、任務終わったァァ！」

ぐでぇと身体を折りながら歩く善逸。

「へこたれてんじゃねェよ！」

「ははは。…ん？」

炭次郎が見る方向に、鴉が一羽此方に飛んできた。

鎹鴉か？

「竈門炭次郎！我妻善逸！嘴平伊之助！今スグ北北東ニ向カエ！」

「ええええええ？嫌だよもうゥ」

「弓柱！弓柱ガ苦戦中！今スグ向カエ！！」

「行こう!」

「霧都さんの為なら…」

「オラァ行くぞォ！」

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