怪異になった 弐拾参 ページ23
*
翌日
私達は屋上に居た。
「俺の個人情報聞き出して何に使うのさ?やらしー」
グイグイと私を押してくる花子さん。
「やややらしくないもん!」
グイグイと光を押す寧々。
今、何をしているかと云うと、
「相性占いだもん!」
そう、相性占い。
「なんで俺を挟むんすか…?」
「私も挟まれてる。」
何故私達を挟んでしているのかがよく分からない。
「だってヤシロがしつこいから」
「だって花子くんが教えてくれないから」
そんな理由で、
さっきから聞いているけど、その、個人情報が凄い。何て言えば良いのだろう?
「本名と血液型と家族構成と死亡日を教えてって言ってるだけなのに!けち!」
死亡日……?
「「何で相性占いに死亡日が必要なの?」」
「ハモンないでよぉ!あ、鏡花ちゃんも占ってあげよっか?!」
「いい」
辞めておこう。何が起こるかわからない。
「ま、まぁまぁ。」
「てゆーか、相性占いなら好きな人と占いなよ。源センパイとかさー」
嗚呼、あの祓い屋。
若し、寧々がソイツと付き合ったら
酷い事をした途端にグサリと
よし、計画立てた。
「み、源先輩は、好きっていうか、憧れなのよ!」
動揺し過ぎ。寧々。
「せ、生徒会長だし、かっこいいし、優しいし、頭も良くって」
かっこいいとかはまァ一理あるとして、
優しい?何処が?
「源先輩…なんて素敵な殿方」
顔、顔が凄いよ、寧々。
「それはどうも…」
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おぼろづきあやめのサブみたいな奴 - アリてる.冷花さん» あ、有難うございます!頑張ります! (2020年11月8日 20時) (レス) id: ac49fababa (このIDを非表示/違反報告)
アリてる.冷花(プロフ) - 初コメ失礼します。とても素敵な作品で淒く面白いです!文ストと花子くんのクロスオーバーって所も良いです!更新頑張って下さい! (2020年11月8日 20時) (レス) id: f0bd3b518c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おぼろづきあやめ | 作成日時:2020年11月8日 11時