怪異になった 拾肆 ページ14
*
次は私の力について
私の力は“夜叉白雪”。
殺戮に特化した異能で、私の持っているこの携帯電話からの声にのみ従う。つまり、私自身で操ることは出来ない。
白雪は身体を非物質化にして物理攻撃や拘束を回避する事が出来る。
でも、これは私の異能ではなく、元は母の異能だった。
携帯電話でしか操れないのは母からの譲渡が不完全だったから……。
あとは、私の事。
私の父は元政府の諜報員で、事件を起こしてしまって職を辞めた後に、フリーランスとして要人暗殺に携わっていたの。
母は夜叉白雪の使い手で、父と共に沢山の暗殺を手がけた。
両親共々、政府側の人間だった。
みんなで幸せに生きていた。此れが続けばマフィアに入ることもなかった。
だけど、その幸せは続かなかった。
父と母に恨みを持つ人間が現れた。そいつは異能を持っていて、その異能に操られた父は、自分を斬るように白雪に命じた。それで父は死んだ。
母もそれで察したのか自分も時期に操られると分かって、白雪に私を守るように命じた。
白雪は二人を斬った。
「それで、その後マフィアに入った。」
「……へぇ、大きな過去を、背負ってるんだね」
「もう吹っ切れた。」
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おぼろづきあやめのサブみたいな奴 - アリてる.冷花さん» あ、有難うございます！頑張ります！ (2020年11月8日 20時) (
レス) id: ac49fababa (このIDを非表示/違反報告)
アリてる.冷花(プロフ) - 初コメ失礼します。とても素敵な作品で淒く面白いです！文ストと花子くんのクロスオーバーって所も良いです！更新頑張って下さい！ (2020年11月8日 20時) (レス) id: f0bd3b518c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おぼろづきあやめ | 作成日時：2020年11月8日 11時
