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18.君を守ると ページ18

「…結構登って行くんですね。

 高台の方ですか?」


「ああ。足元気をつけて!」



 君との思い出の場所なんだ。

 きっと北極星も綺麗に見えるだろう。




 二人で人通りの少ない坂道を登っていると、

 急に激しいクラクションが鳴り響いた。




「危ない…!!」





 キイイイイイ!!



 ガシャン…





 それは突然だった。本当に一瞬の出来事。


 あの時もそうだったな…





「うっ…!!」


 Aを庇うように抱きしめて何度か転がった。


 背中を強く打ちつけたようだ。




「…だい…じょうぶ…か…?」



 Aに問いかけるも、頷くことで精一杯な様子だ。


 俺がいながら…





「…こんなところで…君を死なせはしない…。


 守ると誓ったんだ…



 今も…昔も…。」



 次第に意識が遠のいていく。



 車の運転手が声をかけてくれているようだ…


 早く…早くAを…








 俺は、深い眠りにつくと



 遠い昔、大正時代の頃を鮮明に思い出し始めたんだ。






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 読者の皆様へ


 いつもお読みいただき、ありがとうございます。

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 次の話からは煉獄杏寿郎の

 大正時代の記憶へと突入します!

 引き続き、お付き合いいただけると幸いです。


 2021.12.21

 狐姫

19.大正鬼退治→←17.君と見たい場所



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設定タグ:煉獄杏寿郎 , 鬼滅の刃 , 夢小説   
作品ジャンル:アニメ
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狐姫(プロフ) - misakimiさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!様々な行動の裏の心情が少しずつ見えてくるかと思います!お楽しみくださいませ(*˙˘˙*) (2022年1月8日 13時) (レス) @page43 id: 12299479a5 (このIDを非表示/違反報告)
misakimi(プロフ) - 煉獄さんの、自分の心の動きについていけてない純朴さたっぷりの初々しさよ。今日も素敵!一週間のご褒美戴きました! (2022年1月7日 22時) (レス) @page42 id: cb1d4026ae (このIDを非表示/違反報告)
狐姫(プロフ) - misakimiさん» 読んでいただけて嬉しいです!辛く悲しい気持ちがありつつも、彼女への愛は変わらないのです。彼の心情の変化を追いながら物語を楽しんでいただけたらと思います!いつもありがとうございます( ˊᵕˋ ) (2022年1月1日 16時) (レス) id: 12299479a5 (このIDを非表示/違反報告)
misakimi(プロフ) - 大正時代の煉獄さんの心の動きが、はっきり分かりますね!今後、惚れていく訳ですから、読み返すと、更に煉獄さんの辛さが際立ってしまうのでしょうね。今から泣けそう。 (2021年12月31日 19時) (レス) @page34 id: cb1d4026ae (このIDを非表示/違反報告)
misakimi(プロフ) - 前回コメントしてから時間無く、今日15話。うっわ〜、苦しい。煉獄さんの心情を慮ると、涙。愛を誓った人に知らない人扱いされる絶望感。怖いでしょうに、それでも前を向いて、進もうとするのですね。 (2021年12月31日 19時) (レス) @page15 id: cb1d4026ae (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:狐姫 | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/kohime_yume  
作成日時:2021年12月13日 19時

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