甘いお菓子と米花町〜二幕〜【文スト×コナン】

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一方、阿笠亭ではコナン達少年探偵団のメンバーがドローンで遊んでいた。

只、何かが可笑しいとすれば、そこに金髪の幼女が居ることだ。

ドローンに夢中の歩美、元太、光彦をよそに、幼女……エリスはコナンをじろじろと眺めている。

「へぇ、貴方がAのオキニイリの子？」

A、という単語にコナンは警戒したようにエリスを睨む。

「手前ｪ、栗夢の知りあいかよ？何者だ？」

声を荒げてしまったので、他の子供達がぞろぞろと寄ってくる。

「コナン君、女の子いじめちゃダメだよ。せっかくさっき隣の団地で会ったのに。」

「そうですよ！それに、クリムって誰ですか？」

「Aのねーちゃんは栗原だぞ！」

哀も続ける。

「そういえば、Aさんの家は隣の団地だったわね。遊びに来てたのかしら？」

子供だから、余り警戒しない様子だ。

「リンタロウから逃げてきたの！」

それより、早く遊びましょう、というエリスの提案で、皆はまたドローンへと関心を戻した。

エリスは、森と共にAの様子を見に来たが、森を困らせたいという悪戯心から脱走したのだ。

高度一万メートルでも飛ぶというドローンを見ながら、コナンは質問する。

「でも、なんでこんなドローン作ったんだ？」

いつの間にかコナンの隣に来ていたエリスも続けた。

「なかなかお金になりそうなハツメイね。」

現実的な発言に、苦笑したコナン達であった。

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