幼なじみ ページ40
｢ようこそ。舘's キッチンへ。｣
｢どうも…｣
｢世界観やべー！笑｣
入口から出迎える宮舘先生は、なんというか…ロイヤル？笑
そもそも、生徒主役の文化祭で、先生メインで振舞ってる設定自体、やばいと思う。笑
｢え！なんだっけこれ、アマモリチャート？うま〜！｣
｢………アマトリチャーナね。……ラウ。｣
｢舘さんの
蓮って本当にゲラだね。
｢姫はちゃんと、汚さないように羽織ってきて、偉いね。｣
｢えっと、あの…姫？笑｣
｢女性はみんな、お姫様だから。｣
｢ねー、舘さんもうホストなんだけどぉー！笑｣
｢おっと、ごめん。次の姫が。｣
どこまで本気でやってるか分かんないから、怖いよね。
｢ねぇてか知ってる？しょっぴーと舘さんて、幼稚園からの幼なじみらしいよぉ？｣
｢まじ？！｣
｢そうなの？｣
｢うんうん！ゆり組だったんだって〜！阿部ちゃんが授業の時教えてくれた！笑｣
まさかの…！異色すぎる。笑
ペロリと横文字パスタをたいらげたラウールは、そろそろ行くねぇなんて言って、まだ食べてる私たちを置いてふらっと出ていった。
｢あいつ、昔からああなんだよね。笑 マイペースで。｣
｢そうなんだ。笑 …私食べるの遅くてごめんね！｣
｢俺もまだ食べ終わんないから大丈夫。俺も昔からマイペースなんだよね。笑｣
ゆっくりと完食した私たちは自分たちのクラスへ戻った。
｢えーん！めめぇー！Aー！会いたかったよぉー！｣
ほんと、愉快。
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作者名：あやめ
| 作成日時：2023年10月21日 5時
