コレクトアンサー【tatsuya.f】 (ページ30)

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俺の嫁ページ30

文化祭当日。

採寸で測ったにはちょっとピタピタじゃない…？
あまり着ないミニスカートの類に入る丈の裾に、首も広めに開いていてなんだかスースーして落ち着かない。

流石に菜乃たちに顔を合わせるのもちょっと恥ずかしくて、

｢お、おお…ええやん…｣

｢…かわいいね。｣

と、照れ気味な男子ふたりのリアルな反応を見てやっぱりまた照れた。

「にゃーす！メイドは流石に俺の守備範囲ー！」

そんな独特な挨拶で入ってきたのは、佐久間先生？
髪が真っピンクになってる。

｢お前すげーな。笑｣

｢俺のクラス自作映画流してんのー！で先生も好きな格好で来ていいよっつうからさー！ワンデーのやつで染めちった！あ、ほら、俺の嫁ー！｣

ニコニコと着てるティーシャツにプリントされたキャラクターを拡げて見せる。

｢あ、うん？へえー｣

興味なさそうな返事をする先生は、執事のタキシードをギリギリまでクラスの女子に強いられてたけど頑なに回避してた。

｢そんな恥ずかしいのぜってーやだ！笑｣

…絶対かっこいいのにな。

みんなが平等に校内をまわれるように、委員の人が組んでくれたシフトに沿ってウェイトレスをこなす。
特に、康二と蓮くんが被っている時間の盛況ぶりと言ったら、"流石"の一言。
菜乃と康二とは時間がズレちゃったけど、蓮くんとは休憩も丸かぶりで、後で一緒に回ろうねなんて話してた。