ヒロイン・ファクター【tatsuya.f】 (ページ17)

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あったかいページ17

そこからすぐに家に着いて、じゃあまた、と家に入った。

深澤さんは心配だからってご丁寧に一緒にエントランスを抜けて、家のドアの前まで来てくれた。

あーあ、振り返れば、すごい1日だった。

嵐のような、そんな1日。
衝撃がすごすぎて酔いも覚めた。

熱いシャワーを浴びて、ボーッとソファの上に座る。

秋葉にも深澤さんにも、今度あったら話したいこと、聞きたいことばっかりだ。
でもまず明日は警察に行って相談してみよ。意味あるか分かんないけど。

心配だから、って深澤さんとちゃっかり連絡先を交換しちゃったし。

ひとりでぐるぐると考えていると、さっきの恐怖でつい、部屋中の窓やベランダの鍵を確認してまわる。

こわかったな…

そんな気持ちを見計らったかのように

深澤今日は疲れただろうし、あったかくして寝てね❗️

って通知。

びっくりマーク、これ使う人なんだ。笑
連絡とか素っ気なさそうなのに、意外。

じわーっとあったかい気持ちになる。

やっぱり普段よりも頭が疲れていたのか、布団に入るとすぐに眠りについた。

近くの交番に相談に行った後日、警察から、現行犯で他の女性をストーカーしていた人が近くで捕まったので確認お願いします、なんて連絡がきて。

出向くと、顔はうっすらとしか覚えてなかったけど見たらちゃんと見覚えのある人で。思い出して鳥肌が立った。

仕事が少し立て込んでなかなかcottonに行けてなかったから、深澤さんや秋葉、翼にも連絡だけ入れて一件落着した。