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やっとのことで妖怪から逃げ、茂みに身を隠し、荒い息を落ち着かせていた
「大変なことになったね…。」
『人の手に負えるものか！わかっただろ私におくれ。そうすれば追われなくなるぞ。』
「…ダメ！」
…そんなこと出来るばずない
『！何故だ人のくせにあやかしものの上に立つつもりか。』
「そんなんじゃないわ。」
そんな気なんてさらさらない…
『人にとってそんなもの、“そう”使う以外何の意味がある。気が変わるまでと待ってやったのに………。
よこせ！！』
「ダメってば！！…」
『よこせ！！！』
[どぉおん]
音と共に白い煙がたった
そこにはニャンコ先生の姿はなく、本来の姿であろう巨大な猫？に変化していた
「うわっ…。」
前足が体を押し倒した
あまりの重さに体の自由が奪われ身動きが取れなくなってしまった
『さぁよこせ友人帳を。』
そんなもの決まっている…
「嫌だよ。先生こそ変なことに使う気でしょ。」
『むっ当たり前だ。そんな面白そうなもの！！』
…なんて奴だ
「だ、だったら余計に…！？」
渡さないと言おうとしたが、前足に力を加えてきたのだ
『早く渡さないと潰してしまうぞ。』
誰が渡すか！！
[ミシ、ミシッ、ミシ…]
「う……。」
体から嫌な音が聞こえる
『さぁ…。』
「痛いっ！」
[ゴンッ]
渾身のグーパンチがニャンコ先生の顔面に炸裂した
当たった本人は声にならなくなるほど痛がっていた
「…これはね私にとっては祖母の大事な遺品なの…。だから軽々しく手放すわけにはいかない。＿＿＿＿確かに祖母は人とうまく付き合えなかったらしい。彼女を憶えていよひとはほとんどいないの。娘だった母でさえ記憶にないくらい若くして亡くなっていて……唯一血縁の私くらい。その名前を憶えていたり、遺品を大切に預かってたり…
繋がりを持っていたいの。
それに人ごととは思えないの。」
そう、祖母と私は似ている
誰にも理解(わか)ってもらえない…
ずっと独りだった…
親からの愛情を知らない…
祖母は見えることをどう思ってたんだろ？
“見えなかった”ら？
見えなかったら………
今とは違って普通に暮らすことが出来たんじゃないかな？
そしたら私はどんな生活が遅れてきたのかな？
こんな惨めな思いもしなくても＿＿＿＿＿＿＿＿
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
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X
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西 - この方角に福があるはずです
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ROM民(プロフ) - 彗星さん» 度々すみません。オリジナルフラグが外れていないようです。お手数ですが、再度ご確認をお願いします。 (2016年1月22日 0時) (
レス) id: 742a58f99e (このIDを非表示/違反報告)
彗星(プロフ) - ROM民さん» 初めまして。ご丁寧に教えてくれてありがとうございます。 (2015年11月22日 18時) (レス) id: 643ad8a6ed (このIDを非表示/違反報告)
ROM民(プロフ) - はじめまして。「オリジナルフラグ」が外れていませんよ。また、原作やキャラ名をキーワード設定して頂くと、検索しやすくなるので助かります。二次創作ですので、棲み分けにご協力お願いいたします。 (2015年11月22日 16時) (レス) id: 67f8438bca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彗星 | 作成日時：2015年11月8日 14時
