第五話 旧校舎の怪 ページ47
小さい頃から時々、変なものを見た
「彼女が夏目、夏目Aちゃん。しばらくの間頼みますよ。」
今までお世話になった遠縁のおじさんが、そう言うと私の背中を押してきた
伯父さんに軽く一礼をした
次、お世話になるのはまたしても遠縁の人
「…何だってあんな遠縁の子をうちが…。いっそ施設にでも。」
たまらずボソッと呟いていた
叔父さん達は、わたしがはっきり聞こえているのに気づかない
私が嫌われていることなんて分かりきっている
「世間体がある。兎に角、うちは半年も預かった。次はお宅の番でしょう。」
「あの怪我どうしたんです？」
話を逸らす様に私の腕の怪我を聞いてきた
「同級生と喧嘩したらしい。」
「「嘘つき」だって言われたとか…。」
その間にも玄関から部屋の様子を見ていた
天井を見ると、“何か”がいた
「…おい、そう言うの困るよ…。」
「あの。伯父さん。」
話しているのにも構わず声を掛けた
「伯父さんの家の天井に誰かいるよ。」
これが禁句発言とは知らずに
伯父さん達が、何を言っているんだこの子は…と言った感じて驚愕し冷や汗を流している
その事に気づかず、言葉を続ける
「どうやって、あんな所に登った…え？」
時すでに遅し
「…………あ。」
叔父さん達の表情を見て、やっと気付く
…また、やってしまった
このドン引きっふりは、また…
“わたしにしか見えていない”って事なんだ
「……あ。や、やっぱり気のせいで…」
慌てて誤魔化そうと試みたが、
ずるっ…。そんな音が聞こえ、音のする方を見た
“それ”は此方を向き、首を異常な程伸びいた
驚きと恐怖に駆られ悲鳴をあげる
「！？きゃぁぁああ！！」
小さい頃から時々変なものを見た
他の人には見えないらしい
それはおそらく
妖怪といわれるものの類
「…そんなにここが気に入らないのか！？」
「だからそんな気味悪い嘘をつくのか！！」
『夏目。』
誰かか私を呼ぶ声が聞こえる
『夏目。』
一体、誰だろう
「………ん。」
『うなされていたぞ。』
「……うぅ？」
まだはっきりとしない目を擦る
『また小学生の頃の夢をみているな。』
ねがいりを打つと、隣＿＿＿＿布団に入っている状態＿＿＿＿でニャンコ先生が顔を覗き込んでいた
ドアップで映る“それ”はある意味
＿＿＿＿＿＿＿＿＿不気味
という言葉が合ってしまう
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ROM民(プロフ) - 彗星さん» 度々すみません。オリジナルフラグが外れていないようです。お手数ですが、再度ご確認をお願いします。 (2016年1月22日 0時) (
レス) id: 742a58f99e (このIDを非表示/違反報告)
彗星(プロフ) - ROM民さん» 初めまして。ご丁寧に教えてくれてありがとうございます。 (2015年11月22日 18時) (レス) id: 643ad8a6ed (このIDを非表示/違反報告)
ROM民(プロフ) - はじめまして。「オリジナルフラグ」が外れていませんよ。また、原作やキャラ名をキーワード設定して頂くと、検索しやすくなるので助かります。二次創作ですので、棲み分けにご協力お願いいたします。 (2015年11月22日 16時) (レス) id: 67f8438bca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彗星 | 作成日時：2015年11月8日 14時
