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次の日
学校が終われば、ツユカミのお爺さんが住んでいるという祠に向かっていた
『ツユカミのじいさんはこの先の七つ森に住んでいる。』
「こっちに来たのは初めてよ。」
こんな森の中に祠が…？
コロコロ…っと足下に２つの蜜柑が転がってきた
それを拾い、目線をあげれば上品な雰囲気を纏っているお婆さんが少し疲れた様子でいた
「落ちましたよ。大丈夫ですか？」
「あらあら。ご親切にどうも。痛んでなければ貰ってくださいな。一人では食べきれなくて。」
「あ…ありがとうございます。」
「良いお天気ですね。」
「そうですね。」
そういって去っていくお婆さんの後ろ姿を眺める
こういう時口下手なのが嫌になる
せっかく蜜柑貰ったのに…
『あの婆さん、そう長くないな。』
「え？」
一体何が言いたいんだろ
まるで、心を読み取った様に先生は分かる様に教えてくれた
『あまり美味(うま)そうな匂いじゃなかった。』
「…先生ってやっぱり人を喰べる系の妖怪？」
『当然。』
即答に答える先生に私は…
……気を付けよう
・
・
・
・
・
大きな木の根元には、ぽつんと小さな祠があり、その後ろにはツユカミのお爺さんが手を振っていた
「！…祠に住んでるってお爺さん神様なの！？」
ど、どうしよう
昨夜のタメ口、ポイ捨て…
た……祟られる
…っていうかお婆ちゃん、神様から名を取るなんて
罰当たりな……
【いやいや。そう呼ばれているが元は祠に住みついた宿無しの妖怪(もののけ)だよ。】
私の考えていることに誤解があるようでお爺さんの今までの経路を教えてくれた
『私やレイコが出会った頃は人間位の大きさだったな。』
【あの頃はな。今では殆ど人足も途絶えた。信仰で膨らんだ体は信仰が薄れるにつれて縮んだという訳さ。】
「…へぇ。」
お爺さんも苦労したんだ
あ、そうだ
「蜜柑、あげましょうか？」
【ふふ、蜜柑はもうあるよ。】
その顔はお面で見えないが幸せそうな表情に違いない
「さっきそこで上品なお婆さんに会ったわ。
その花と蜜柑はあの人が？」
【おお。ハナさんと言うんだ。ここに拝みに来てくれる人だ。】
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ROM民(プロフ) - 彗星さん» 度々すみません。オリジナルフラグが外れていないようです。お手数ですが、再度ご確認をお願いします。 (2016年1月22日 0時) (
レス) id: 742a58f99e (このIDを非表示/違反報告)
彗星(プロフ) - ROM民さん» 初めまして。ご丁寧に教えてくれてありがとうございます。 (2015年11月22日 18時) (レス) id: 643ad8a6ed (このIDを非表示/違反報告)
ROM民(プロフ) - はじめまして。「オリジナルフラグ」が外れていませんよ。また、原作やキャラ名をキーワード設定して頂くと、検索しやすくなるので助かります。二次創作ですので、棲み分けにご協力お願いいたします。 (2015年11月22日 16時) (レス) id: 67f8438bca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彗星 | 作成日時：2015年11月8日 14時
